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F1 イタリア GP 2011

イタリアGP決勝 ヴェッテルがモンツァを制覇! – GPUpdate.net

数ある F1 サーキットの中でも最も高速なイタリア、モンツァサーキット。最近の流れからいって暑ければフェラーリ、寒ければマクラーレンが有利かと思われましたが、順当に(?)ヴェッテルがポールトゥフィニッシュ。久々の 2 連勝を飾りました。
ライバルに比べてストレートの伸びが悪いのがレッドブルの弱点のひとつでしたが、前戦ベルギーから高速サーキット向けのセッティングが決まってきたようで、十分に競争力あるマシンに仕上がっていました。とはいえ、今回の勝因は好調だったミハエルのメルセデスに救われた、と言っても過言ではないかもしれません。

序盤、好スタートを決めた上にセーフティカーインのタイミングでハミルトンを交わしたミハエルは 3 位を快走。後ろから攻め立ててくるハミルトンと後続のバトンを冷静に抑え込み、10 周以上もポジションを守ります。レース巧者のバトンがミハエルとハミルトンの争いの隙に漁夫の利を得ましたが、ミハエルはその後も 10 周近くハミルトンを抑え続けます。後から考えれば、ここでミハエルがマクラーレンの 2 台を抑え込んでいなければ、バトンはヴェッテルに迫っていた可能性もあったわけで、レッドブルにしてみればミハエルは良い仕事をしてくれた、といったところでしょう。

チームのホームレースとなったフェラーリは、スタートから見事なホールショットを決めてオープニングラップから数周トップを快走していましたが、DRS が使用可能になった直後にヴェッテルに交わされてしまいました。アロンソは自身やチームのホームレースでは必ず何か一発を狙ってくる「演出家」だと思いますが、今回もマシン状況が苦しい中でやってくれましたね。勝てはしなかったものの、マシン性能に差がある中で表彰台をもぎ取ったのはさすがだと思います。


ザウバーは今回 2 台ともリタイア。原因はギヤボックストラブルとのことですが、最近チームに序盤の勢いが全く感じられなくなってしまったのが気になります。さすがのメキシカンマネーも枯渇してきたということかもしれませんが、日本 GP に向けて再浮上していってほしいところですね・・・。
いっぽうで、私の贔屓であるルノーのブルーノ・セナは今回も順当に Q3 に進出し、決勝では 9 位フィニッシュで F1 人生での初ポイントを獲得。今年のルノーはマシンがいいとはいえ、ハイドフェルドが乗りこなせなかったマシンをレース復帰 2 戦目でポイント圏内に持って行ったのは立派でしょう。さすがに叔父さんほどの才能があるようには見えませんが、せっかく掴んだチャンスをモノにしていってほしい。

チャンピオンシップについては、トップのヴェッテルが優勝し、2 位以下で星の取り合いをしているので、さらにヴェッテルが有利になりました。というより、もう事実上の確定といっていい状況(仮に 4 レース休んで、2 位のアロンソがその間全勝してもまだトップ)なので、残りのレースの楽しみ方はもうレース単体で楽しみつつ、各チームが来季に向けた開発をどのように先行投入してくるか・・・が見どころになりそうですね。

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