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F1 シンガポール GP 2022

ペレス、ルクレールとの激闘制す。フェルスタッペン7位でタイトル決定は次戦日本GPにお預け|F1シンガポールGP

鈴鹿同様に三年ぶりの開催となったシンガポール GP。優勝候補筆頭だったフェルスタッペンが 8 番手スタート、そのフェルスタッペンに対して直接チャンピオンを争っているルクレールとペレスがフロントロウからのスタートでどうなることかと思いましたが、ペレスが 2 番手スタートからの優勝。結果的にドライバーズチャンピオン確定は鈴鹿に持ち越し(かつ、そのまま決まる可能性が高い)となりました。

■レッドブル

フェルスタッペンは予選 Q3 で周回数やアタックタイミングを読み間違うという珍しいミスを犯し、燃料残量規定で失格になることを避けるため予選最終アタックを中止。8 番手スタートだった決勝では、今季のフェルスタッペンとしては珍しいくらいに落ち着きのないレースでした。複数のミスもあって 7 位フィニッシュがやっと、「どうせならここで勝って決めたい」という気持ちが強すぎたでしょうか。まあフェルスタッペンも人の子、しかも去年とは違ってちょっとした取りこぼしが致命傷になる状況でもないので、こういうこともあるさという感じ。個人的には鈴鹿に戴冠を持ち越してくれて良かったです(笑

対照的に今回のペレスは落ち着いていましたね。終盤に SC を追い越してしまうというミスがあってペナルティーを食らったもののミスらしいミスはそれだけで、スタートでルクレールを出し抜いてからはポジションを脅かされることなくチェッカーまでクルマを持ち帰りました。これレース後にヘルメット脱いだら実はフェルスタッペンだったりするんじゃないか?と思うくらい、今回のペレスには速さと安定感がありましたね。やはりペレスはストリートコースに強い。そして去年からここまでのペレスが記録した 3 勝はいずれも「エースがアクシデントで優勝戦線から離脱した際にしっかりカバーする」というセカンドドライバーとして完璧な仕事。見事だと思います。

■フェラーリ

今回は「やらかし」こそ見当たらなかったけどフェルスタッペンではなくペレスにさえついて行けないとはね。こんな状況、シーズン序盤には誰が予想したでしょうか。

■アルファタウリ

フロントウイングにようやく大規模アップデートを持ち込んだと思ったらマシントラブルで初日のプラクティスはほとんど走れず。これは今回はもう期待できないか…と思ったら、予選ではなんと二台揃って Q3 進出。かと思えば決勝では微妙なタイヤ戦略でガスリーが 7 番手スタートから 10 位フィニッシュがやっと、角田は 10 位スタートから自身のミスによってクラッシュ、DNF。やはりアルファタウリは予選が良ければ決勝がダメで、予選がイマイチなほうが決勝がマシ(なことがある)という感じですね…コンストラクターズランキングはついにハースにポイントで並ばれ、9 位に。まあ今年のクルマとチーム運営のまずさを見る限りここが定位置ですよね…。

しかし角田のクラッシュはいただけません。タイヤ交換直後のクラッシュは今季二度目で、タイヤ交換したら焦って追い上げようとしているんじゃないでしょうか。特に今年はタイヤの大径化とウォーマー温度変更でタイヤが温まりにくくなっているから、慌てずにじっくりタイヤを発熱させる必要があります。同じようなミスを三度繰り返すのはあり得ない、この部分も学習していってほしいところ。
個人的にはポイントを獲って勢いをつけた上で鈴鹿に帰ってきてほしかったですが、結局結果らしい結果がないまま凱旋することになってしまいました。走り慣れた鈴鹿でファンの後押しを受けて、何とか結果を持ち帰ってほしいところです。

というわけで今週末はいよいよ三年ぶりの日本グランプリ。ドライバー達は既に日本入国し始めているようで、久しぶりの鈴鹿日本 GP の実感がようやく湧いてきました。ホンダ製 PU を走らせるフェルスタッペンが我々の目の前でチャンピオン防衛を確定させる可能性が高く、今から週末を楽しみにしています。

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