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六本木 久高で忘年会

忘年会シーズンも佳境に入ってきましたが、今回は「久高で忘年会やりたい」というリクエストにお応えして六本木へ。

創作野菜料理 久高

今までに行った2 回はこぢんまりとカウンターでの飲みでしたが、今回は 6 人で初のテーブル席。しかも私がこのお店を知ったきっかけである某グルメ blog の Y 氏が同席ということで、着席してからは Y 氏とマスターに完全おまかせコース(^^;;
まずは「おいしいビール」(本当にメニューにこう書いてあります)で乾杯から。

まずは前菜から。カウンターに大皿で並べられている各種の前菜を、今回は人数が多いので全種類ちょっとずつ。こういう、たくさんの種類を少しずつ食べられるのって幸せじゃないですか。大人数ならではの楽しみです。


というわけで、さっそく日本酒に進みます。まずは寶劔の純米酒から。「超辛口」と書いてありますが、口当たりが良く飲みやすくて、日本酒の一杯目にはちょうどいい感じ。

例によって日本酒にはチェイサーとして仕込み水のサービスがあります(無料)。この日の仕込み水は福井の白岳仙のもので、とても優しい味の軟水です。これのおかげで日本酒をたくさん飲んだにも関わらず、悪酔いも二日酔いもしませんでしたが、純粋にミネラルウォーターとしても美味しいと思う。

寶劔に合わせるのは牛肉と根菜の煮物。これがまたよく煮しまっていて、根菜も牛肉も柔らかく、よく味が染みています。やはり寒い日は煮物と日本酒に限りますね。冷酒だけど(ぉ

今回は食の四番バッターが 4 人という超重量打線(ぉ)での訪店だったので、マスターがびっくりするくらいたくさん料理をオーダーしました。なので全ては紹介しきれませんが(笑、その中でもインパクトが強かったのがこのコロッケ。
一見、ちょっと大ぶりのコロッケが 3 個並んでいるだけに見えますが、手前から順にじゃがいも、紫芋、里芋のコロッケ三連星。じゃがいも以外のコロッケってあまり食べる機会がないので、どれも美味しそうです。

で、私が選んだのは紫芋のなにか(懐。紫好きとしてはやっぱりこれしかないでしょう。発色のいい紫芋の中に、密かに胡桃が仕込まれていて、コリッとした食感と優しい香りが広がって、えもわいれぬ気持ちになりました。

そして、日本酒は鳳凰美田に進みます。こちらは力強い香りと味で、先ほどのお酒から繋いでくるのにはちょうどいい感じ。しっかりした味付けの料理にも負けていません。

このやたらうまそうな鶏の唐揚げ。これもまたうまくて日本酒からビールに一度戻りたくなります(笑。唐揚げなのに油がしつこくなくてパクパク食べられてしまうのがポイント。「和風創作野菜料理」というお店のコンセプトからしてそうですが、ここの料理は全体的に油少なめで食べやすく調理されていて、身体に良さそうです。まあこれだけ大量に食べていたら元も子もないかもしれませんが(笑。

蕪のベーコン巻き。火が通って柔らかくなった蕪に、ベーコンの旨味を含む脂分がしみこんでこれまたウマイ。美味しい蕪って甘いんですよね。

日本酒は奈良萬のおりがらみへ。澱(おり)を取り除かずに瓶詰めされた濁り酒のようなお酒(だけど濁り酒よりはさらっとしている)で、お酒に含まれる微炭酸の刺激が、いい感じにアルコールが回ってきた舌と喉に心地良いです。味も爽やかフルーティ系で、呑みが進んできたタイミングではいいリセット効果がありますね。

料理は蕪が続きます(なんたって旬ですから)。この鳥肉と蕪の豆乳煮込みは、煮込みというよりはポタージュスープかクリームシチューのような趣で、これまたウマイ。私は豆乳煮込み系が好物なので、ど真ん中ストライクでした。逆に、蕪って普段はあまり進んで食べるようなものでもないので(嫌いなわけじゃないけど)、こんなに調理の幅があるのが新鮮な驚き。

ちなみにこの忘年会は基本的にガジェット好きなメンバーの集まりなので、

こんなカメラとか、

発売されたばかりのポータブルゲーム機や、日本未発売のスマートフォン(ソニエリの Xperia pro)なんかが普通に並んぶ、常人から見ると異様な光景だったかもしれません(笑。

〆はうどんで。鶏肉入りのつゆでいただくわけですが、このうどんがまた中細麺でスルスルと喉を通っていき、前代未聞の〆のうどんの替え玉という暴挙に出る結果となりました(ぉ

ということで、美味しい日本酒と料理をいただき、帰る頃にはみんな上喜元だったというわけです(笑。これだけ食べたにも関わらず全く胃がもたれた感じもしなかったのは、やはり全般的に上品に調理されているからじゃないでしょうか。今年春に初めて訪れてからもう 3 回目の来店になりましたが、来年もまたちょくちょく通うことになる予感。

ごちそうさまでした。

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