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Canon PowerShot G1 X

キヤノン、1.5型センサー搭載「PowerShot G1 X」を国内正式発表 – デジカメWatch
キヤノン / PowerShot G1 X

キヤノンのコンデジのフラッグシップたる PowerShot G シリーズがモデルチェンジ。 初代「PowerShot G1」がもう 11 年半前ですからね、思えば遠くへ来たものだ。

この機種の目玉はイメージセンサに尽きるでしょう。18.7×14mm の CMOS センサというのは、フォーサーズ・マイクロフォーサーズ以上 APS-C 未満ということで、完全にミラーレス市場をコンパクトで獲りに来た印象です。まあ確かにミラーレスと言ってもキットレンズ付けっぱなしにするくらいなら、沈胴式でコンパクトにできる一体型のほうがメリットもあります。実勢価格が¥5~6 万くらいまでこなれてきたら、ミラーレスにとっては脅威になりそうです。

PowerShot G12 に比べて一回り大きく、30% 程度重い、完全にクラスが異なるカメラになりましたが、PowerShot S シリーズのおかげで従来の G シリーズの存在意義が薄れていたことも事実なので、これは正しいポジショニングの変更じゃないでしょうか。


キヤノン、”原点を受け継ぐ”「IXY 1」「IXY 3」。無線LAN機能搭載モデルも – デジカメWatch

IXY のほうもフルモデルチェンジ。なんか今年のキヤノンのコンデジはやたら気合いが入っていますね・・・。

IXY 1 のほうはタッチパネルや Wi-Fi を搭載したスマートフォン連携など、今年のコンデジのトレンド的な機能を盛り込んでいてなかなか面白そうなカメラだと思います。が、私が注目したいのは、本体デザインがいわゆる「IXY らしい」方向性に回帰したこと。
私は昔フィルムカメラも持っていなかった頃、初代 IXY のデザインに惹かれて買おうかなと考えていたことを今でも憶えています。IXY DIGITAL になってからも、一時期 Cyber-shot に愛想を尽かした頃にかなり買う気になっていたんですが、910 IS あたりを最後にぐにゃぐにゃした曲線主体のデザイン、プラスチッキーな筐体、金太郎飴がごとく濫発される似たようなラインアップにうんざりして、IXY には興味がなくなってしまいました。で、PowerShot S90 に惚れ込んで今に至るわけで、私がキヤノンのコンデジを買うならまず PowerShot シリーズから検討するようになっていたのですが、この IXY のデザインは「帰ってきてくれた」感があってなかなか好ましいですね。

まあ PowerShot S90、Cyber-shot HX9V、それに NEX-5 という手持ちコンパクトカメラ群にはもう新しいカメラが入り込む隙間がないので、当面コンデジを買う予定はないのですが、これからの検討時には久しぶりに IXY を選択肢に入れたいと思えるようになりました。

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