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Canon EOS 5D Mark III

キヤノン、「EOS 5D Mark III」を発表。6コマ/秒・ISO102400・61点AFなど – デジカメWatch
キヤノン / EOS 5D Mark III

待望のものがようやく出た、という感じで EOS 5D Mark III がやっと発表されました。CP+ に出てこなかったのでやきもきさせられましたが、まあ待たされただけはあるカメラになっています。

ハイアマチュア向けのフルサイズ機、という位置づけは Mark II と変わりませんが、ISO100-25600(拡張時 ISO50-102400)という驚異の高感度、EOS 1D X に匹敵する 61 点の AF 測距点、秒間 3.9 コマ→6 コマに高速化された連写スピード、CF/SDXC にデュアル化されたカードスロット、通常の DIGIC 5 の三倍高速という DIGIC 5+、あとなにげに大きい視野率 100% を達成した光学ファインダ、など 1D X 譲りの部分もかなり多く、ハイアマ機としては過剰とも思えるほどのハイスペック機になっています。まあライバルのニコンからも強力な D800/D800E という製品が出てきているので、このくらいやらないと勝負にならない、という側面はあるでしょうが。

また、期待されている EOS MOVIE に関しても、圧縮方式が従来の IPP 方式から 1D X 同様の ALL-I/IPB 方式に変更されており、基本的には 1D X 譲りの「第二世代 EOS MOVIE」と見てよさそうです。先日の CP+ におけるサイカ先生のセミナーで見せていただいたサンプル映像を見る限り、第二世代 EOS MOVIE は EOS C300 ほどではないにせよ明確に 5D Mark II のクオリティを上回っていたので、今回の 5D Mark III もあちこちの映像制作の現場で使われるようになるのではないでしょうか。


5D Mark II 自体が数多くのファームウェアアップデートにより非常に完成度の高いボディに仕上がっていたので、Mark III に関しては確かに魅力的ではあるものの、全体としては順当進化の範囲内に収まっていると思います。まあ、このクラスのカメラは奇抜なことをするよりも道具としての完成度を着実に高めていくことにこそ意義があるわけですが。あとは、こういう道具の場合はスペック表には出てこない差分こそ重要だったりするものなので、できるだけ早いうちに実物を見に行く機会を作りたいと思います。
ただ、35 万円前後というのは Mark II の発売当初の価格(30 万円程度)よりも高く、私のような素人がおいそれと手を出せる代物では当面なさそうだな、というのはちょっと残念なところ。

ちなみに Mark II も当面は平行して販売されるようで、こちらは安い店舗ならば新品でも 15 万円台、中古美品なら 14 万円台で入手可能。Mark III の登場で Mark II にももう少し値動きが出そうなので、スチル中心かつ連写には 7D を持っている私には、あえて今から Mark II を狙いに行くという手はありそうです。まあ、私の周囲に Mark II→Mark III への買い換えをしそうな人も複数人いますし、なんなら・・・(^^;;

キヤノン / EOS 5D Mark II

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