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武蔵野市吉祥寺 喫茶店のナポリタン

「だめだ、全然決まらない。まずい・・・どうやら、メニューの森に迷い込んでしまったようだ」

お酒と食事の店 吉祥寺カヤシマ

カヤシマ

ということで、やってきました吉祥寺。ドラマ『孤独のグルメ』に登場した喫茶店「カヤシマ」です。

私はどうも新宿や池袋から西側に縁がなく、吉祥寺も今までに 5 回来たことがあるかどうか、というくらい、縁のない土地です。そういえば、「吉祥寺」という地名を初めて知ったのは、ジャンプの『ろくでなし BLUES』の中でした。あまり縁のない土地でありながらも、中野・荻窪・吉祥寺あたりの活気ある雰囲気は嫌いじゃないですね。
この「カヤシマ」というお店も、入り口からしてカオスというか(笑)、喫茶店なんだか飲み屋なんだかよく判らない店構えで、吉祥寺の独特な世界観が凝縮されているような気さえします。

カヤシマ

出た!「カヤシマワクワクセットメニュー」。この微妙なセンスが孤独のグルメらしくていいじゃないか。

メニューまでカオスで、何も知らずに入店したらどうしていいか分からなくなりそうだけど、ここはゴローと同じくナポリタン+サイドメニューはハンバーグで決めよう。一件落着だ、いいところに着地したじゃないか。

カヤシマ

注文が済んだところでひと息ついて店内を見渡すと、例によってドラマで見たとおりの光景が広がっていました。タバコのヤニが長年積層されたような壁や天井にあらゆるポスターやメニューが貼りつけられていて、年季の入ったテーブルやソファと絶妙の一体感を醸し出しています。他のお客さんも、いかにも吉祥寺って客だ(ぉ

カヤシマ

店内ではときどきコンサートや落語会も開催されているようで、その告知ポスターやら何やらがもう所狭しと貼り巡らされています。コンサートと落語会という取り合わせもさることながら、「カヤシマ スーパーライヴ」とはまた大きく出たな(笑)そしてその下には何の遠慮もなく「もつ煮」「豚もやし」といったメニューが。これが吉祥寺流ってことなんでしょうか。


そうこうするうちに、料理ができあがってきました。

カヤシマ

ナポリタンに、ハンバーグに、味噌汁。和洋折衷どころではないこの騒ぎをどう表現したら良いか分かりません。ちなみに、ドラマを見る限りではナポリタンもハンバーグもかなり味が濃そうだったので、ゴローばりにライス単品も追加してみました。大ぶりの茶碗が追加されて、さらにすごい状況に・・・。

カヤシマ

どどーん、大盛りのナポリタン(※特に大盛りで注文したわけではありません)。

そして、びっくりするくらい真っ赤。間違いなくケチャップの色。本場ナポリのスパゲッティも、こんな感じなんだろうか←違います

カヤシマ

あらかじめテーブルに届けられていたタバスコとパルメザンチーズ。いや、むしろこういうところでは「粉チーズ」と言った方が良いか(笑。この粉チーズはあまり見たことのない容器です。私にとっては、ナポリタンはタバスコは使わずに、粉チーズはスパゲッティが見えなくなるくらいどっさりかけて食べるのが「喫茶店の味」です。

カヤシマ

フォークとスプーンもあるけど、味噌汁が出てきたからには箸で食べるのが日本男児というものでしょう。

麺が太い、いいじゃないか。

うん。パスタじゃなくてスパゲッティ。いいぞこれは。

どこまで行ってもケチャップの味、こういうのでいいんだよこういうので。

カヤシマ

サイドメニューのハンバーグ。

小ぶりで、肉汁たっぷりというわけでもないですが、いかにもビーフって肉の上に、これまた濃いソースがかかった、ドスンと来るハンバーグです。

たっぷりソースは男の子の味だよ。これでいいんだよ、俺にはこんなランチがお似合いなんだ。

カヤシマ

そして単品で頼んでおいたライス。想像以上のサイズで来て驚きましたが、ケチャップとソースの濃い味のおかげでむしろちょうど良い量と言えます。

ナポリタンってのは、おかずにもなるんだよ。

否、ここではごはんがおかずだ(ぉ

完食したところで「お飲み物どうしますか?」と聞かれたので、そうか、飲み物までついてくるのか、と思い、アイスコーヒーを注文。本当はこういうところではホットを頼みたいものですが、真夏日で汗でどろどろになっているところに熱源たる大量の炭水化物なんて投入したもんだから、もうアイスコーヒーしか無理(笑

カヤシマ

一口飲んでみて・・・おおう、冷えてない(´д`)。ストローでよーくかき混ぜて、氷がよく撹拌されたところでようやく美味しく飲めました。昼間は喫茶店なのに、肝心のコーヒーの出し方が適当なあたりも、孤独のグルメらしくていいじゃないか(ぉ

ナポリタンそのものは、今でも東京のあちこちの古い喫茶店で食べられそうな味ではありますが(強いて言えば一般的なものよりもずいぶん濃い味)、このボリューム感でこの値段でさらにコーヒーまでついてくる、というのはさすがに若者の街というところでしょうか。
学生時代、大学の近くにあったら日々のごはんはこういうところで済ませていたんじゃないかと思います。あるいは、職場の近くにあればランチにちょくちょく利用したい感じの、気取らずに満足できる店。

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コメント

  1. 丁稚 より:

    いつもは高級指向なのに、こういうランチも大いに喜んで召し上がるBさんが好きです( `ー´)ノ

  2. B より:

    いやいや、高級志向というかそういうお店に行ったときくらいしかエントリー上げてないだけです(笑)こういうお店も好きですよ~。

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