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OverLay Magic for EOS 5D Mark III

先日の NEX 用に続いて、ミヤビックスから OverLay Magic の EOS 5D Mark III 用がリリースされました。

ミヤビックス / OverLay Magic for Canon EOS 5D Mark III

5D3 の液晶保護シートというと、上面液晶の微妙な凸アールのせいで貼ったはずのフィルムが浮いてきてしまうという問題があり、ケンコーのフィルムはいったん発売した商品を回収して対策品を再発売とか、ハクバのフィルムも結局わずかに浮いてきてしまうとか、間違えて 5D Mark II 用を買ってきてしまう人とか、なかなか満足いく品質のものが得られないという状況でした。私もハクバのフィルムを購入して使っており、今のところ上面の浮きは出ていませんでしたが、OverLay シリーズで発売されるなら使ってみないわけにはいきません。

なお、今回は発売直後にミヤビックスさんからサンプルのご提供をいただきました。ミヤビックスさんどうもありがとうございました。

製品に含まれる保護シートは 2 枚。背面液晶用と、上面液晶用です。この中で「OverLay Magic」であるキズ修復・耐指紋タイプのシートは背面液晶用のみで、上面液晶用は通常の高光沢タイプ(OverLay Brilliant 相当と思われる)になっています。というのも、やはりミヤビックスでもこの上面液晶のアール対策には苦心したそうで、数多く試作した中から最も浮きの出にくい素材を採用したためとのこと。確かに他社の 5D3 用保護シートを見ても、上面液晶用は長辺を液晶のサイズよりも短めにしていたり、背面液晶用よりも薄手のフィルムを使ったりしていますからね。


まずは背面。バシッといつもの OverLay Magic クオリティでジャストサイズに決まっています。5D3 はタッチパネルではないので OverLay Magic である必要性はさほどありませんが、ハードに使われることの多いカメラなので、キズ修復機能は嬉しいところ。
5D3 の背面液晶は表面のアンチグレアコーティングがなかなか優秀なのか、保護シートを貼ると却って反射が少し気になってしまうレベルです。でもまあこれは他社の保護シートでも大差ないかな。

上面液晶用はこんな感じ。いつもなら寸法をピッチピチに攻めるミヤビックスらしくもなく(笑)保護シートのサイズはディスプレイ表面よりも一回り小さめですが、表示部はひととおりカバーされています。通常よりもしなやかな素材を使って、かつ少し小さめに作っておかないと対応しきれないくらい、この微妙なアールは厳しいということでしょうか。

上面液晶の浮きが発生するかどうかはしばらく使ってみないことには分かりませんが、試行錯誤した末の発売なので、そこは期待していきたいと思います。他社の保護シートもケンコーのように改善品を発売したりしているかもしれないので、現在の状況はよく分かりませんが、これで浮いてこなければ 5D3 用保護シートの決定版となるか。今のところ、しっかり食いついているように見えるので、しばらく見守ってみましょう。

ミヤビックス / OverLay Magic for Canon EOS 5D Mark III

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