出張で広島に行ってきました。
広島を訪れたのは、中学の修学旅行以来じつに 21 年ぶり(!)。もう当時のこともほとんど覚えていないわけですが、平和記念公園と宮島の風景だけはよく覚えています。大阪より西に来たこと自体かなり久しぶりで、仕事ではありながらもちょっとわくわく。残念ながら天候も悪く写真を撮りに行く余裕はありませんでしたが、せっかく来たからには美味しいものを食べてこそだよね、ということで、お好み焼き屋を攻めるわけです。
さすが広島、駅ビルのレストラン街にもお好み焼きストリートがあるほど「石を投げればお好み焼き屋に当たる」状態で、街を歩いていてもけっこう頻繁にオタフクソースの香りが鼻をついてきます(笑。でも、私はお好み焼きと言えば普段は大阪派で、広島風はこどグルツアーで行った下北沢の「HIROKI」以来。広島に土地勘もないし、どうしようか、と思っていたら、Twitter で何人かの方から美味しいお店の情報をいただけました(ありがとうございます)。日本の主要都市のほとんどに繋がっている人がいる、というのは、こういうとき本当にありがたい。
その中で、広島駅近くで美味しそうだったこのお店を選んでみました。
広島は、地方都市によくある、駅周辺よりも少し離れた繁華街のほうがメインで駅前はむしろ閑散としている、という市街地の構造になっています。そんな広島駅のすぐ近く、高架下にこのお店はありました。
さあて、広島に来たからには、分厚いのをど~んと焼いてもらおうじゃないか。
オーダーしたのは「デラックス」という名前からして豪華なお好み焼き。¥1,700 もするお好み焼きですが、せっかく広島まで来たからにはカキは食べておきたいじゃないですか。
しばらくすると、鉄板からいい匂いが立ちこめてきて、エビとカキがとてもいい感じに焼けています。もうこれだけで、グッとくるじゃないか。
デラックス、どーん!
お好み焼きの上に、これ見よがしに載せられたエビとカキ。青ネギがたっぷりと散らされているのがいいじゃないですか。
おかみさんの「手前のカキにはソースつけてないですから、そのまんま食べてみて」という一言が、自信の表れでしょう。
うん、エビがぷりっぷりしている。
そしてカキ。このカキですよ。何もつけていないのにすごく「味が濃い」カキで、今までこんな濃密なカキは食べたことがないかもしれない、というくらい。おおお、これは興奮する。このカキが食べられたなら、明日当たっても悔いはないや(ぉ。
中に入っているそばも面白い。生麺を使っているとのことですが、コシの強い細麺で、大阪風のモダン焼きとは対極にある感じ。この弾力性のある麺がソースと絡んで、パリッと焼かれたお好み焼きとの食感のメリハリが楽しい。
いやあ、ごちそうさまでした。現地の人が勧めてくれたお店だから美味いに違いない、と期待してはいたけれど、予想を上回る美味さでした。今までお好み焼きといえば大阪派だったけど、広島だって負けてはいない。今度いつ広島に来る機会があるか分かりませんが、出張のチャンスがあったら積極的に狙っていきたいと思います(笑。
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