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文京区江戸川橋のわざとこわし煎餅

「江戸川橋、おはつです。どれどれ、ちょいと歩いてみますか」

ドラマ『孤独のグルメ Season3』聖地巡礼、順調に消化していますが、メインどころのお店は混みすぎの状況が続いているようなので、ちょっと時間を置いてから攻めていくことにしようかと。でも甘味パートまで攻略している人はさすがに多くないようなので(笑)、今回は第 4 話の甘味パートに登場した、江戸川橋・地蔵通り商店街の煎餅屋さんを訪れてみました。

ほう、けっこう長い。地蔵通り商店街。
こんなところに、こんなかわいい商店街が隠れていたんだ。

東京の、山手線の内部にある街で、こんなに(いい意味で)ローカルで、一体感のある昔ながらの商店街に出会えるとは思っていませんでした。家族連れで、あてどなく歩いても、なんだか楽しそうな感じ。旧暦の七夕に合わせてやっている七夕まつりも、この商店街のやさしい雰囲気を形作っています。

そんな商店街に溶け込むように、件の煎餅屋さんはありました。

株式会社喜作|東京都文京区関口の手焼せんべい

おお、なかなか立派な店構え。調べてみたら創業 65 年を超える老舗、戦後からずっと続いてきた伝統のお店なんですね。ドラマで紹介されたから、というわけではないのでしょうが、けっこう賑わっていました。私以外にも、聖地巡礼と思われるお客さんも 1~2 組ほど(^^;;。


軒先には、ドラマに登場した「わざとこわし煎餅」と、ゴローも食べた試食品のタッパー。こういう試食品って、勧められたならともかく、勝手に開けて食べるのって勇気要るよね(笑。
それにしても通販サイトのドメインも「warisen.co.jp」だし、この割り煎餅がこのお店の代名詞なんですね。

どら焼き…も、そそるなあ。手作りなのかぁ。
味のバリエーションがいろいろあるのも、今風で、あれこれ試したくなるな~。

というわけで、これだけお買い上げ。

  • わざとこわし:割煎二度づけ
  • 堅焼き:千年欅二度づけ おこげ
  • アイスどら焼き:マンゴー

普段、煎餅ってあまり食べないんですが、なんか見てたらいろいろ食べたくなって(笑

アイスどら焼きには保冷剤を入れてもらえたけど、もう暑くて。そのまま道々、いただきます(行儀悪い

ひんやりしたマンゴークリームの食感が喉に心地良い。それに、この暑さにはほんのり甘酸っぱいマンゴーの味がたまらない。他にもそそられる味はあったけど、ここはマンゴーで正解だった。アイスどら焼き、いい。もう一個買っておけば良かった(笑

帰宅後、お茶請けに煎餅、いただきます。

おやつに煎餅、というと、なんだか急に自分が年寄りくさくなった気がしてきます(笑。
でもこの煎餅、色といい、艶といい、食欲をそそるなあ~っ。

まずは「わざとこわし」。製造工程で割れてしまったものを規格外品としてまとめ売りしているわけじゃなく、文字通り「わざとこわし」。割れ目を見ると、断面から二度づけの醤油がしっかり浸みこんでいるのが確認できます。なるほど、それで「わざとこわし」なのか。

うん、これはいいせんべいだ。実直な醤油味。
うん、漬かってる漬かってる。二度づけ、いい。

続いて「千年欅二度づけ おこげ」。これは…見た目どおりの固さだ。歯周病だったら、間違いなく歯ぐきから出血しているところだ。
ぎ、ぐぎ、か…固い。いい。そして「おこげ」だけあって、味が濃い。お茶じゃなくて、白い飯か、ビールが欲しくなるしょっぱさだ(笑

バリッ、バリッ、ボリッ、ボリッ…。

煎餅は、音だ。
音がそそる。音が、煽る。

しかし、これ、お腹の中で膨れるのか、1~2 枚も食べるとけっこうお腹いっぱいになってきちゃったぞ。
これを食べながら腹が減る、というゴローの胃はどういう構造をしているのか…(;´Д`)ヾ。

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