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EF100/F2.8L MACRO を α7 IV で試す

先日クマデジタルさんと夏休み以来で会う機会があり、その際にこのレンズを試させてもらいました。

EF100mm F2.8L MACRO IS USM

キヤノンの EF100mm F2.8L MACRO IS USM です。

EOS 5D Mark III をメインで使っていた頃、次に買うならこれかな…と思いつつ縁がなかったレンズ。最近になって α 用の中望遠マクロが一本欲しいけど純正の 90G マクロは 17 万円、使用頻度に対してちょっと高価い。それほどシビアに AF レスポンスを追求するようなレンズじゃないしマウントアダプター経由でも十分なのでは…ということで、改めてこの EF100L MACRO に注目していたのでした。
そしたらクマデジさんも同様に使用頻度を考えたら EF→RF への買い換えは割に合わないからマウントアダプターで済ませてるじゃないですか。思考回路が同じ。

EF 100mm F2.8L MACRO IS USM | クマデジタル
「案件」を請け負ったので、EF 100mm F2.8L MACRO IS USM を久々に引っ張り出す。 いやぁずっとRF 85mm MACRO IS STMばかり使っていたので、滑らかで高速なAFに感動しますね。動画対応なんていいから、標

EF-RF アダプターのように保証された組み合わせではないとはいえ α7 IV でもそれなりに実用になるだろうと思い、ちょっとだけ借りて試させてもらったのでした。

EF100mm F2.8L MACRO IS USM

100mm マクロだから鏡筒はそれなりに長いものの、USM 搭載かつインナーフォーカスだから AF は(レンズの移動量が大きいことを加味しても)キビキビしています。

マウントアダプターは KIPON の EF-S/E AF を使いました。これ微妙に難点があって、フルサイズ対応レンズをつけていても α ボディ側には APS-C レンズとして認識されてしまうようですね(α7 IV・α7C で確認)。ボディ側の設定から「APS-C S35 撮影」を「切」にして強制的にフルサイズで撮影すれば解決する話ではありますが。マウントアダプターとしての出来はやっぱりシグマ MC-11 の方が良いな。

EF100mm F2.8L MACRO IS USM

とりあえず試し撮り。AF スピードは期待通りの速さです。クマデジさんにも見てもらいましたが「EOS R6 Mark II に EF-RF マウントアダプターで使ってるときと大差ない感覚」との評。
最短撮影距離付近で撮っても軸上色収差もほとんど気にならないし、やはり優秀なマクロレンズです。15 年前に発売されたレンズだけど全然古さを感じさせない。

EF100mm F2.8L MACRO IS USM

手ブレ補正(IS)も効いていて 1/10s くらいのシャッタースピードでもブレません。α7 IV 側のボディ内手ブレ補正が効いてるのかと思ってレンズ側の IS をオフにして撮ったらブレたので、IS はちゃんと効いてると思われます。さすがにボディ内手ブレ補正との協調動作はしませんが。手ブレ補正がこれだけ効けば十分使い物になります。

EF100mm F2.8L MACRO IS USM は一応まだ現行品としてラインアップされていますが、今から買うなら中古でしょうね。相場は 7 万円前後ということでソニーの 90G マクロの 40% くらいの値段で買えるのがありがたい。また中古市場の流通量が多いのも EF レンズのいいところです。
取り急ぎ必要というわけではないからどこかのタイミングで、という程度ですが、購入の選択肢に入れておこう。

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