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神奈川県横浜市桜木町の真鯛のソテー オーロラソースとまぐろのユッケどんぶり

「うまさの渦潮に、心が持って行かれそうだ」

野毛ちかみち

今のところリアルタイムで聖地巡礼してきている『孤独のグルメ Season10』ですが、今回も先ほど放送されたばかりの第 3 話の舞台・横浜桜木町へとやって来ました。桜木町、CP+ に行かなくなってからすっかり来なくなったなあ…。

今回の目的地は桜木町駅を出て野毛ちかみちを下り、大通りをくぐってすぐ上った出口のほど近くにあります。Season3 第 2 話に登場したケーキ店「プチ」からも目と鼻の先の距離。

キッチンカフェ ばる

キッチン・カフェ ばる

鮮魚店隣接の飲食店、って原作でもドラマでも登場実績があるからてっきりここも魚屋さんがやっているお店なのかと思ったら、冷蔵庫を共用しているだけで別経営らしいですね。このお店のために女将さん自らが市場に行って仕入れ、料理するスタイル。もうそれだけで「お客さんにおいしいものを食べさせたい」という心意気を感じてしまいます。

かわいい看板、そして花。これは料理好きの女性店主の店とみた。
では、意を決して入店。

キッチン・カフェ ばる

狭いカウンター席の後ろで、ボードから溢れんばかり…いや実際に溢れかえっているメニュー群。これは目が魚ばりに泳いでしまって決められんぞ。
思い思いに装飾されたカードのどれを見てもうまそうだ。しかも魚介ばかりかと思ったらチキンに豚、牛…肉もあるのか。なかなかのカオスだ、惑わされる。

多量のメニューに翻弄されながらも注文を決め、セルフサービスでお茶を注いだらカウンターに着席。

キッチン・カフェ ばる

カウンター内では気のよさそうなおばちゃん二人(真矢ミキが演じていた「姉さん」とホール担当の店員さん)がせっせと働いています。
お客は常連さん率が高いようで、女将さんたちとの間で気軽な会話が交わされるのが楽しい。こういう空間に共存させてもらっている感覚、嬉しいじゃないですか。

ということでしばし待って、私の注文が着丼。

キッチン・カフェ ばる

おお…これは。
まばゆいばかりのごちそうが降臨したもうたぞ。

期待通りのまぐろユッケどんぶりと、それに負けないサイズの味噌汁。さらに小鉢が三品もついてくる。なんとも豪華な昼飯だ。

キッチン・カフェ ばる

マグロがどんぶりに入って出てくるってだけで幸せなのに、その上に卵黄。たっぷりの白ごま、ネギ。

これは眩しい、これはたまらん。
このユッケ、ただ者じゃないぞ。

キッチン・カフェ ばる

小鉢三品。もやしとワカメの和え物に、ひじき、大根葉。劇中の言葉を借りると大根葉は「当たり」らしい。

外食中心の生活だったらあまり食べる機会がないようなものがさりげなくついてくるのってありがたい。まるで実家の昼ご飯。
この店にとって、お客はまるで姉さんの子どもだ。

キッチン・カフェ ばる

たっぷり味噌汁。
五郎の味噌汁はシジミ汁だったようですが、この日は実際に料理に使われたであろう魚のアラがドカドカ入っていました。
こういう味噌汁に入ってくる魚のアラの身の部分をほじくって食べるの、好きなんだよなあ。

キッチン・カフェ ばる

ごま油~!卵黄、たまらん。ちょいと甘口の濃いめのタレがすごく良い。
白ごまやネギの香りも相まって、丼飯がどんどん進む。

ああ…このまぐろユッケ丼、期待以上だ。これなら毎日食べてもいい。

キッチン・カフェ ばる

さらに追加の単品、そういうのがあるのか!ということで、真鯛のソテー・オーロラソース。

この店、てっきり刺身とか焼き魚とか煮魚とか、そういうオーソドックスな魚料理を出す店だと思ってたらお魚フレンチ。こういう変化球も隠し持っていたとは。
でもこの肉厚の真鯛、うまそうだ。そもそも普段鯛なんてそうそう食べるもんじゃないし、これは期待大。

キッチン・カフェ ばる

おお~…鯛そのものも脂が乗ってておいしいけど、このソースが!
濃厚な味があっさりめの鯛の身に絡むと、めちゃくちゃうまい。

この店、魚自体もうまいけどタレの味がどれも絶妙なんだ。
うますぎて頭の中にオーロラが出た。

…で、これだけでは終わりません。私は五郎の追加メニューを突き止めるため、別の日にも食べに行っていました。

キッチン・カフェ ばる

こちらがいくらしらす丼。五郎の追加単品メニューですが、私は定食でいただきました。
劇中でも実際にあったとおり、丼飯が青い半透明の器に入って出てくる体験はこれが初めて(笑。まるで深海を泳ぐしらすをそのまま食するかのようだ…。

キッチン・カフェ ばる

またしても小鉢三品。キュウリとワカメの酢の物、煮物、なます。
これは完全に実家のご飯。なんだか懐かしくてこみ上げてくるモノがあります。

キッチン・カフェ ばる

こんなところでしらす丼。横浜までしか来てないのに、なんか江ノ島まで脚を伸ばした感覚。

いくら丼としらす丼、それぞれ好きな食べ物だけど今までベクトルが違うものだと思ってた。それがこんな形で融合するとは。
いくらとしらす、ありそうでなかった子どもたちの組み合わせ。親子どんぶりよりも相性良いんじゃないの~?

キッチン・カフェ ばる

いやあ…おいしかった。味もいいんだけど、それ以上に女将さんたちの気持ちが伝わってくるような飯だった。
でもあのメニューの大海嘯の中をもっと泳ぎ回ってみたいなあ。きっと他の料理もうまいに違いない。

横浜方面に出向いたら、絶対にまた来ますよ。
ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~10&原作
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。 ドラマ『孤独のグルメ』 ...

コメント

  1. […] 神奈川県横浜市桜木町の真鯛のソテー オーロラソースとまぐろのユッケどんぶり(b’s mono-log) […]

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