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RG シャア専用ズゴック

ギリギリ 8 月中に仕上がった、夏休みのしゅくだい。やっぱり夏といえば水陸両用 MS ですよね!

RG 1/144 MSM-07S シャア専用ズゴック

RG ではザク II 以来ひさびさの非ガンダム系 MS のキット化です。特に水陸両用系 MS はフレーム構造が一般的な MS と違うので、作っていて楽しいんですよね。

プロポーションは完璧と言って良いバランス。加えて、RG らしいリアリティのある新解釈が随所に加えられていて、ディテールを見ていくと今までに見たどんなズゴックの立体物よりも、本物らしさに溢れています。


従来のズゴックの立体物とは少し雰囲気の異なる脚部。曲線的に解釈されることの多かった脛部が、直線と曲線の絶妙な組み合わせで表現され、また RG らしい色分けも相まって、斬新なイメージになっています。側面には水抜き用のフィンがつけられていて、芸が細かい。

腰アーマーも、従来はブリーフ型の塊状であることがほとんどでしたが、前垂れの部分が分割可動式になっていて、脚の動きを妨げないようになっています。

胸部のフィンも一本線ではなく中央に縦スリットが入っているとか、こだわりを感じます。

一番驚いたのが、このツメの形状。MG なんかだとへの字型をしていましたが、RG ではよりストレートに近く、貫通力の高そうな形になっています。しかも三次元曲面で構成されていて、本物の蟹の爪っぽい生々しさがあります。甲殻類をモチーフに開発された MS、というルーツがよく分かるディテールです。

肘や膝はスライド装甲によって関節を大きく曲げても内部フレームが露出しないようデザイン上の配慮がなされています。こういう構造は RG では一般的になっていますが、特に腕や脚の可動域が広いズゴックでは効果的な処理だと思います。

劇中の象徴的なポージングの再現もお手のもの。
唯一難点を挙げるとすれば、関節がよく動く代わりに保持力がそれほど強くなく、中途半端な位置で止めようとしても徐々に下がってきてしまうところでしょうか。

このズゴックと一緒に飾っておくのに、RG ジムも早く出してくれませんかね…。

作中において、シャアの強さが際立っていたのは、ザクからせいぜいこのズゴックまで。ビーム兵器主体になって以降は、むしろ情けない立ち回りのほうが増えちゃいましたからね…。

そういう意味では、接近戦では滅法強いシャアのカッコ良さをきっちり仕上げてくれた好キットだと思います。RG シリーズ全体を通しても特によくできている、と言って良いかも。シャア好きならば、間違いなくオススメです。

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