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ジャージー・ボーイズ [Blu-ray]

ジャージー・ボーイズ Blu-ray&DVD セット

劇場で鑑賞してとても良かったので BD を購入。数年ぶりに 5.1ch 環境を復活させた我が家のホームシアターで鑑賞しました。

映画の感想としては劇場観たときに一度書いていますが、音楽もののサクセス・ストーリーとして王道を行く展開。クリント・イーストウッド監督作品らしいじんわりくる感傷が良いのはもちろんですが、ブロードウェイ・ミュージカルからの映画化ということで、映画よりも舞台寄りの演出がなされており、それが映画の雰囲気にとても良く合っています。

今回は珍しく(?)特典映像までじっくり堪能しました。これを観て初めて知ったんですが、この映画に出てくる俳優陣はほとんどがブロードウェイほかあちこちの舞台でこのミュージカルを実際に演じてきた舞台俳優が採用されているとのこと。確かにほとんどが今までどんな映画でも見たことがない顔だし、そのくせに演技もできながら歌もむちゃくちゃ上手い、その理由がようやく解りました。そしてイーストウッドが舞台をできるだけ忠実に映画化しようとしたことと、その過程が非常に面白かった。オフショットでは、今までの映画ではほとんど見られなかったイーストウッドの屈託のない笑顔がたくさん見られ、得したような気分になりました。

イーストウッド作品だけあって人間関係に焦点が当てられた映画ではあるけれど、やっぱり音楽のシーンが最高に楽しい。これは全体を通してでもいいし、部分的にでも BD で繰り返し鑑賞する価値のある作品だと思いました。ステージもいいけど、特にストリートの街灯の下でのハモりからなだれ込むエンディングのダンスシーンが堪らない。音楽好きならば、一度ならず観る価値がある映画だと思います。

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