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F1 マレーシア GP 2015

マレーシアGP決勝 ヴェッテルがフェラーリ初優勝!

開幕戦オーストラリアの直後に「このまま今季もメルセデスの圧勝でもおかしくない」と書きましたが、その言葉を早くも撤回することになるとは思いませんでした。なんと、フェラーリのヴェッテルが移籍 2 戦目にして優勝。メルセデスの独走に待ったを掛けた形になりました。

遡れば予選でヴェッテルがフロントロウの一角に食い込んだこともありますが、特に大きな勝因となったのは 4 周目のセーフティカー導入でしょう。このタイミングでピットインしたメルセデスの 2 台とステイアウトしたヴェッテルで明暗が分かれたと言っても過言ではありません。さらにはマシンとタイヤがサーキットに合っていたフェラーリが最後までペースを落とすことなく、メルセデスを抑えきりました。逆にメルセデスはフェラーリよりもタイヤが厳しかったことに加え、初回のピットイン後にトラフィックに捕まってペースを上げられなかったことが大きい。今季のメルセデスはトップスピードを殺してコーナリング重視のセットアップに振っていることが、こういうトラフィックに捕まったときに DRS を使っても抜ききれないという状況を作ってしまったと言えます。いわば 2011~2014 年のレッドブル同様「トップを独走している間は圧倒的に速いけど、中団に沈むとなかなか浮上できない」マシンであると言えます。ヴェッテルに追いつけなさそうな状況になってきたときにレース戦略も含めガタガタになったメルセデスは、彼らとて盤石ではない、と感じさせるに十分な状態でした。

とはいえフェラーリだってラッキーで勝ったわけではなく、僚友のライコネンが一度はほぼ最後尾まで落ちながらも最終的に 4 位にまで戻ってきたことが、マシンの戦闘力の高さを証明していると言えます。おそらく全てのレースで今回のような戦いができるわけではないでしょうが、コース特性やピット戦略がマシン特性とドライビングスタイルにハマり、レースでちょっとしたハプニングが起きたときにはメルセデスと互角以上の戦いができる、ということは期待して良いでしょう。特に、表彰台の上で見るヴェッテルの心から嬉しそうな顔は本当に久しぶりで、トロロッソで初優勝したとき(あのときも表彰台でかかったのはドイツ国歌~イタリア国歌のメドレーでした)と同様に、このドライバーは応援したい、と自然と思えてきます。やっぱり F1 はフェラーリが優勝争いに絡んでこないと、本当の意味で面白くありません。


我らがマクラーレン・ホンダは残念ながらダブルリタイア。ようやくアロンソが復活して期待されたところだっただけに、残念です。しかしポジティブな側面もあって、前回はバトンが完走全車中で唯一の 2 ラップダウンだったのに対して、今回はレース全体の 3/4 を過ぎてバトンがリタイアするまでトップと同一周回を走り、さらにはポイント争いに絡む健闘を見せてくれました。おそらく前戦で本当にボトムラインのデータ収集ができて、今回は少し攻めたセットアップを試すことができた結果ではないでしょうか。
まあ結局 2 台とも今回のレースで 2 基目のパワーユニットを投入(シーズンを通して合計 4 基という正弦がある中で)することになり今後のやりくりが難しそうだったり、アロンソは ERS の、バトンはターボ関連の不具合でレースを中断せざるを得なくなったり、など今後に向けた不安材料は引き続き多いですが、思っていたよりも早く入賞争いに参戦してきてくれそうな予感はしてきましたね。

次の中国 GP は排熱もさほど厳しくはないでしょうし、新生マクラーレン・ホンダとしての初ポイント獲得に期待をしたいと思います。

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