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北の大地の水族館

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

北海道らしい動物園に行ったら、同じく北海道らしい水族館にも行ってみたくなるというものです。
というわけで、旭川から直線距離にして約 100km、陸路では約 130km も東にある、留辺蘂(るべしべ;まあ読めないよね)の「北の大地の水族館」まではるばると。

この水族館は別名「山の水族館」とも呼ばれていて、まあ温根湯(おんねゆ)温泉に隣接しているだけあって山の中。なので淡水魚専門という珍しい水族館になっています。

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

ここの目玉は北海道にしか生息していない淡水魚、イトウ。体長が 1m を超える日本最大の淡水魚とのことですが、ここでは巨大水槽にこのイトウが 20 匹近くもまとめて泳いでおり、かなり迫力があります。
普通、水族館の巨大水槽といったらサメやエイが王道ですが、大量のイトウしかいない巨大水槽というのも、それはそれで強烈なインパクト。

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

でもこのイトウ、稚魚は本当に小さくてワカサギくらいの大きさしかありません。
この人間の指一本分くらいの小さな魚が、十年以上かけて 1m 超にまで育つというのも、なかなかすごい話。


[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

これも世界中でここでしか見られないという「川が凍る水槽」。屋外水槽(見学は屋内から)なのですが、水面が本当に凍っていて、その下で生きている魚たちの様子が見られるという!

ちなみに水面の上と下で明るさが激しく違うため、この写真は RAW 現像でダイナミックレンジをかなり圧縮した状態です。大型センサのカメラで RAW 撮影して現像するか、連写合成系 HDR 機能をもったカメラでなければまともに撮影はできないでしょう。

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

厚さ 3cm はあろうかという氷に閉ざされ、さらにその上には雪が積もった水槽。
その下で生きている生命のたくましさを感じます。

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

凍った水の下に生きる魚といえば、ワカサギですよ。
一度でいいから凍結湖でのワカサギ釣り、やってみたい。寒いから一度でいいです(ぉ。

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

北海道らしい展示が中心の水族館ですが、熱帯魚コーナーもちゃんと用意されています。
アロワナかっこいいよアロワナ。

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

さほど広いわけでもないし、他の水族館と違って幅広い種類の魚がいるというわけでもない。ともすると地味になりがちな内容の水族館ですが、「北海道ならでは」がちゃんとあることと、見せ方が凝っていることで、他にない水族館になっていると思います。また、自分の仕事にも通じるヒントをもらえたような気がします。

ここは想像していた以上に面白かった。北海道の東側に行く機会があるなら、足を運んでみる価値はあると思います。

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