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Sony FE 50mm F2.8 Macro

ソニー、FE 50mm F2.8 Macroを国内発表 – デジカメ Watch
ソニー / FE 50mm F2.8 Macro

ソニーから待望の E マウント向け 50mm マクロが登場。もちろんフルサイズ対応です。

個人的にはこのクラスのレンズが出るのをずっと待ち望んでいました。APS-C 用の E30/F35 Macro は安くてほどほどによく写っていいレンズなんですが、焦点距離はあくまで 30mm のレンズ。寄ってとるとどうしても被写体のパースがキツくなりすぎてのっぺりとした絵になってしまい、ちょっとブツ撮りには常用できないと思います。NEX-3/5 シリーズや α5000 あたりと組み合わせてスナップ兼テーブルフォト用に使うにはちょうどいいけど、α6000 でビシッと端正なブツ撮りをするのに 50mm(75mm 相当)のマクロレンズが欲しいと思っていました。マウントアダプタ経由で A または EF のマクロを使うか、ヤシコンの Makro-Planar あるいは Touit 50M でも買うか、と考えたことも幾度もありましたが、どれもレンズが古かったり高かったりしてなかなか踏ん切りがつかず。そんな中、ようやくの本命登場です。

FE レンズとしては、標準焦点域ではもともと 55/F1.8 があったところに、今年に入って立て続けに 50/F1.4、50/F1.8、50/F2.8 Macro って 50mm ばかり出し過ぎじゃないですかね(´д`)。他に出てきているレンズは高くて手が出ないのばかりだし、もう少しバランス良くリリースしてくれよ…とは思います。

さておきこのレンズに話を戻すと、公式サイトに掲載されている撮影サンプルを見る限りであピント面はシャープそうだけどボケはそこそこ。被写体や前景・背景との距離によって柔らかくボケたり微妙に二線ボケっぽく見えたり、得手不得手がありそうです。でも FE レンズにしては安いということを考えれば、まあ及第点かな。日常のブツ撮りレンズとしては十分です。

あと気になるのは内蔵されている AF モーターの種類。どうやらこのレンズ、DC モーター搭載らしいという話です。E マウントレンズはこれまでリニアモーターまたはステッピングモーターを採用して、静かで高速な AF を売りにしてきていましたが、この春に発売されたエントリー向けの FE 50/F1.8 ではなんと DC モーターを採用して、ややもっさりした挙動のレンズになっていました。そして今回のマクロも DC モーター。おそらく重い前群のレンズを動かすにはリニアモーターやステッピングモーターでは力不足、かといってコスト的に SSM は載せられない…という判断かと思いますが、こrは残念。
マクロレンズは AF スピードよりも精度を求める場面のほうが多いため DC でもさほど困らないような気はしますが、どれくらいのスピードで動いてくれるのか、は実機を見てみないことには何とも言えません。発売は来週 24 日ということなので、発売され次第どこかで触ってこようと思います。

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