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1/12 ダース・ベイダー

冬休みの宿題的な。

1/12 スター・ウォーズ ダース・ベイダー

『ローグ・ワン』からの流れで、劇中でめちゃくちゃカッコイイ見せ場を作ってくれたダース・ベイダーです。アナキン時代を含め登場した過去六作のどれよりも『ローグ・ワン』のベイダーはカッコ良かった!思わず立体物を作りたくなってしまうというものです。
これは去年も何体か制作したバンダイの 1/12 スケールモデルシリーズから二年ほど前に発売されていたキット。以前から気にはなっていましたが、ついに手を出してしまいました。

パーツはほとんど黒一色。胸や腰についている生命維持装置(?)のパネルと襟の色分けは付属のデカールで行います。同じデザインのデカールがテトロンシールと水転写デカールの二種類で付属するんですが、けっこう複雑な形状に馴染ませなくてはならないので、今回はほとんど水転写デカール+マークセッター(デカール軟化剤)を使って丁寧に貼り込みました。

塗装が必要なのはライトセーバーの色分けくらいかな?部分的にシルバーで塗り分けてやる必要がありますが、とりあえず今回はそのまま黒一色で仕上げました。


ランナーは全部黒…かと思いきや、バンダイらしく A ランナーは多色成型になっていて、よーく見るとマットブラックとグロスインジェクション成型された光沢ブラック、それに襟パーツはメタリックブラックという三種類のブラックが一枚のランナーにまとめられていました。しかも光沢ブラックはちゃんとアンダーゲート。これ見たときはさすがに興奮しました(;゚∀゚)=3。
というわけで、無塗装コーティングなしにも関わらず、ヘルメットや脛当ての光沢感ある黒とスーツの抑えた黒が素組みで見事に再現できています。襟の色分けはメタリックブラック(素材色)+ブラック(デカール)だけど劇中イメージだとシルバー+ブラックのほうが近い気がしますが、これはこれで渋く仕上がります。

“I am your father.”

プラモデルなのに中にスーツアクターが入っているかのようなリアリティ。
ガンプラでいえば HG くらいのパーツ点数しかなく、素組みならゲート処理を丁寧にやっても 1~2 時間で組めてしまうシンプルさながら、プレイバリューが高いキットです。遊んでいると肩アーマーとマントが干渉してポロリしやすいのが玉に瑕ですが、私は肩アーマーは基部に接着しました。あとは特に気になる部分もなく、非常に完成度が高い。

『ローグ・ワン』の最後の見せ場をイメージしてみた一枚。
本来は惑星スカリフの攻防が最大のクライマックスのはずですが、オールドファンの涙腺の緩みどころはむしろこっち。このシーンでキレッキレだったベイダー卿が、ほんの数週間後デス・スターでオビ=ワンと対峙したときには全然身体が動かなくなっているという点でも見どころです(ぉ。

“Be careful not to choke on your aspirations, director!”(途中で息切れなど起こさぬようにな、長官)

マントがあるため可動は多少制限されますが、中のフィギュア部は関節がよく動き、それでいてポージングもしっかり決まるので、とても遊び甲斐があります。つい時間を忘れていろんなポーズを取らせたり、それを写真に撮ったりしてしまいます。

バンダイが「近年のガンプラで培われたノウハウを結集して作った」と言っても過言ではないキット。手間をかけずに高いクオリティで仕上げられるので、普段プラモ作らなくても『ローグ・ワン』で SW 熱が高まっている人には激しくオススメです。私もこれを傍らに置きながら episode IV~VI の BD を見返そうかなあ。

1/12 スター・ウォーズ ダース・ベイダー

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