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F1 マノー・チームが消滅

マノーF1、新オーナー候補との交渉が決裂。スタッフを解雇しチーム消滅へ
消滅マノーF1、幻の2017年型新車を披露。スタッフが別れ告げる

昨シーズン終了以来、交渉が続いていたマノー・チームの買収話が破談に。2017 年のプレシーズンテスト開始を待たずにチーム消滅が決定してしまいました。
2017 年の参戦体制が確定しなかったためにシートは 2 つともまだ空き状態ではありましたが、マシン開発自体は進んでいて風洞モデルまで作られた段階にあったようです。

マノーといえば、2010 年にヴァージン・レーシングとして F1 に参戦。その後オーナーとチーム名をマルシャ→マノーと変えながら参戦を続けてきましたが、ここでついにその歴史に幕を下ろすことになりました。2010 年に参戦した新興 3 チームの中では最も長生きしたチームであり、故ジュール・ビアンキによる 2014 年モナコ GP での 8 位入賞、昨年のオーストラリア GP でのウェーレインの 10 位入賞など、若手ドライバーの育成チームとしてまずまずの成績と F1 への貢献を果たしてきただけに、残念です。近年はメルセデスのセカンドチーム的な役割も担っていましたが、おそらくその役割は今後フォースインディアが一部請け負っていくものと思われます。

どんなチームであれ、F1 のグリッドにマシンを並べてきたチームがなくなるのは寂しいものです。これで 2017 年は再び 10 チーム 20 台により選手権が争われることになりましたが、ザウバーやフォースインディアなどプライベーターには資金難の噂が絶えません(ザウバーは新オーナーに買収されたばかりなので当面は大丈夫なのでしょうが)。F1 の新運営会社であるリバティ・メディアには、独特の分配金ルールを見直すなど小規模チームでも存続が可能な仕組みを作っていくことが求められていると言えます。

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