私には漫画やアニメ作品を何でも実写化するのには懐疑的で、これも実写化の報を最初に聞いたときには「ルミエールやポット夫人をリアル化しても気持ち悪いだけでしょw」と思っていたのですが…観に行ってきました。
だってヒロインがエマ・ワトソンですよ!?聡明で勇敢であり、かつ美しい。これ以上ベル役に相応しい女優さんもいないんじゃないでしょうか。まあそれも単に『ハリー・ポッター』シリーズにおけるハーマイオニーのイメージでしかないわけですけど(笑
ともかくこの配役と、主題歌がジョン・レジェンド&アリアナ・グランデのデュエットによる “Beauty and the Beast” という点にとどめを刺されて、映画館まで足を運んできました。
結論からいうと「期待以上でした」。CG で作られたルミエールやコグスワースのデザインは控えめに言っても子ども向けという感じではなかったけど(笑)、とにかく映像が美しい!アニメ版と比べても画のダイナミックレンジが広いというか…とにかくキラキラしていて、まさにディズニー・プリンセスの世界。そこに聴き慣れた名曲たちと共に繰り広げられるミュージカル。スタッフやキャスト陣のオリジナルのアニメ版へのリスペクトが伝わってくるようで、実に大切に作られた映画であることがよく解ります。
個人的にはガストン&ル・フウの悪役二人組の、あの「すごくウザいんだけど何故か憎みきれない」キャラが見事に再現されていたのがツボでした。特にガストンは『ホビット』でバルド役を演じていたルーク・エヴァンズということをエンドロールを見るまで気づかなかったという…。
とにかく良い映画でした。全体を通しても良いけど、個別のシーン(特にミュージカルシーン)の完成度が素晴らしいので、これは BD が出たら買って部分リピートして観たいくらいだなあ。でもあのキラキラした映像美と音楽は、映画館でこそベストな状態で鑑賞できるとも思います。映画好きならば良いハコまで観に行くべき作品と言えます。
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