久しぶりに MG を組み立てました。
MG 1/100 MSZ-010 ダブルゼータガンダム Ver.Ka
『ΖΖ』って、宇宙世紀モノのガンダムの中でも苦手意識があってガンプラも避けていたんですが、『UC』あたりからの『ΖΖ』を見直す動きの中でバウが RE/100 でキット化されるなど、流れが来てる感がありました。そしてここに来て MG ダブルゼータが Ver.Ka でリファインですよ。変形合体メカありきの大艦巨砲主義的 MS という出自からしてオモチャっぽい MS だけど、Ver.Ka でプロポーションが見直されるとなれば話は別。シャープで凝縮感のあるデザインが気に入り、初めてダブルゼータのキットに手を出しました。
どこから見ても超ゴツいキットだけど、至るところにディテールが入りまくっているので大味な印象もなく、みっちりしています。
関節や接合部の固定もカッチリしていて、可変 MS のキットにありがちなグラグラ感も皆無。これだけ重いバックパックを背負っているのに安定して自立します。
こういう翼や装甲の一つ一つに裏打ちのパーツがあしらわれているのが凝縮感のある理由。適当に誤魔化したモールドではなく「中にメカが詰まっている感」がすごく良い。無塗装でスミ入れ+トップコートだけでも、いつも以上に良い仕上がりになります。
今回買ったキットにはキャンペーンでプレミアムデカールがついていました。通常のデカールと同デザインでメタリック仕上げになっているもので、試しに使ってみたんですがこれが難しい(´д`)。デカールを馴染ませるマークセッターを使うと通常の水転写でカールよりも脆くなりやすく、最初の数枚は失敗してしまいました。
メタリックなデカールは白ベースに貼ると映えるけど、暗色系のパーツに貼るとコントラストが低くてコーションマークとしては NG じゃね?という気もしたので、そこから方針転換して白い部分にのみプレミアムデカールを使うようにしてみました。難しかったけど、いつもより少し高級感は出たかな(写真だとメタル感が伝わりませんが…)。
G フォートレス形態に変形してみました。変形合体メカとしては G アーマーを再企画したようなものですが、物量的には G アーマーよりもさらにデカイ。
裏から見たらこんな感じで、ウェーブライダー時には MS の面影がほぼなくなっていたゼータガンダムに比べて、かなりガンダム感が残っています(笑。
しかし脚部はかなり複雑な変形をしていて、アニメで見てもよく解らなかった構造はこうなっていたのかー!という発見がありました。
当然コア・トップとコア・ベースに分離も可能です。
ダブルゼータの変形合体シーンってそれまでのガンダムシリーズと違いスーパーロボット然としていて、当時リアルタイムで観ていても「子ども受け狙いすぎだろ」と感じていた記憶が(笑
コア・ベース。機首が小さすぎるのは少し気になりますが、この重爆撃機的なスタイルは悪くない。
コアファイターは二機付属。RX-78 ガンダムのように装甲の中にスッポリ収まるのではなく、コアファイターの装甲の一部がそのままガンダムの外装になる構造になっています。
コアファイターの変形時には、コクピットの向きもちゃんと正面を向くギミックが仕込まれています。
ちなみにパイロットだけはがんばって極細マーカーで塗ってみました(笑
初めて組み立ててみて、やっぱり自分は Mk-II や百式のようなシンプルで無駄のない MS が好きなことを再確認しましたが、これはこれで悪くない。ダブルゼータガンダムに新しい解釈を与えたという点では良キットだと思います。ボリュームもあって作り甲斐があるし、冬休みに向けた課題としていかがでしょうか。
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