ベンキュー、約22万円の4K/HDRホームプロジェクタ「HT2550」 – AV Watch
今年は買えないけど来年はなんとかがんばって買いたいホームシアタープロジェクタ、今のところなら 2K モデルだけどエプソンの EH-TW5650 が価格性能比で最強でしょうと思っていたのですが、それを凌駕する製品が BenQ から出てしまいました。リアル 4K 対応で 22 万円、というのは今までで最安クラスじゃないですかね。
プロジェクタ選びで重要なのは (1)パネル (2)ランプ (3)レンズ (4)画作り の四点と言って良いでしょう。パネルに関しては、BenQ のプロジェクタは Texus Instruments 社の DLP 素子を搭載しており、他社の DLP プロジェクタと素性は同じ。ランプとレンズに関しても、以前二度ほどレビューしてみた感触では、短焦点レンズモデルでもない限りはソツのない印象。画作りは、プリセットで満足して使う分には必要十分ではあるのですが、メーカーが公式に提供している情報が少なすぎて何をどういじれば良いのかが分かりづらく、そこだけが惜しいという感じでした。言い換えれば基本の部分はしっかりしているので、この価格帯で初めて 4K パネルを搭載してきたモデルとしては、十分期待できる製品に仕上がっていそうです。
不安要素があるとすれば動作音ですかね。エコノミーモードで 29dB、標準モードで 33dB というのはイマドキちょっとうるさいです。コンパクトなホームシアタープロジェクタで 4K の画像処理に伴う発熱を捌こうとすれば無理もない話なのかもしれませんが。
このモデルをきっかけに他社からもネイティブ 4K プロジェクタの低価格化がいよいよ始まりそうですが、私の懐事情では 20 万円を超えるプロジェクタをポンと買うのはちょっと難しい。ソニーもエプソンも仮に出してきても当面 30 万円を大きく切ることはないと思うので、この HT2550 が現実的な選択肢になるんじゃないかと思います。
できれば一度レビューしてみたいんですが、BenQ は最近はもうモノフェローズ向けのレビュー企画をやっていないようなんですよね。まあ改めてレビューズに登録してみても良いんですが…。
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