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Nintendo Labo Toy-Con 01: バラエティキット (2)

久しぶりに子どもと工作してワクワクしている Nintendo Labo、GW 等を利用して残りも組み立てました。

任天堂 / Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit

「バイク」。この形だと「なんだコレ」という形状ですが、バイクのハンドルとタンク部分を模した形をしています。
リモコンカー以外の Toy-Con はどれもダンボールクラフトとしてはかなり凝ったもので、説明動画を見ながら私+娘二人で工作して一つ一時間くらいかかる感じ。でも動画のおかげで難易度はさほど高くなく、親子で作ってちょうどいい手応えです。

左右のハンドルにそれぞれ Joy-Con を、メーターに相当する部分に Switch 本体を装着して遊びます。アクセルは例によって輪ゴムを使って抵抗感を出していて、輪ゴム+Joy-Con の振動だけでここまでバイクっぽい感触を得られるものなのか!と目から鱗。ダンボール製だと分かっていても、エンジンをかける瞬間の振動を永遠に味わっていたくなるくらい「それっぽく」感じられます。

あと入力の大半にジャイロとモーション IR カメラを利用している Toy-Con としては珍しく、バイクではセルスイッチとクラクションに「ダンボールを経由して Joy-Con のボタンを物理的に押す」という構造が採られています。Toy-Con 実現にあたっては最もシンプルなやり方のはずなのにここにしか採用されていないという点が逆に新鮮。

ゲームとしてはシンプルなバイクレースが遊べるわけですが、この写真のようにタンク部をお腹に押しつけるようにしてプレイします。これだけ大仰な構造物でありながら中身はほとんど空っぽ(メカ的に動くのもハンドルの回転機構くらい)でその他はほぼ「バイクっぽい雰囲気作り」のための構造だし、バイクの操作も実際には二台の Joy-Con の傾き検出だけで制御している(と思われる)のが興味深い。プレイ中にエキサイトして負荷がかかりそうな部分はちゃんとダンボールを折り曲げたり重ねたりして強度を確保する設計もプロの仕事だと思えます。

個人的には、たくさんある Toy-Con の中でこのバイクが最も面白いと感じました。いろんな意味で。


続いて「おうち」。
シンプルな家形の Toy-Con で中身はほぼ空洞なんですが、煙突部分に Joy-Con を挿し、家の左右と下の穴にダンボール製のパーツを差し込むことでたくさんの種類のミニゲームが遊べるようになっています。

穴に挿すパーツはこの三種類。左からプッシュボタン、ツマミ、回転ハンドルです。
先端に反射シールが貼ってあって、Joy-Con のモーション IR カメラが「どの穴にどの種類のパーツが挿されているか」を検出し、それに応じたミニゲームが自動起動する仕組み。パーツは一つだけでなく 2~3 種の組み合わせで使うことも可能で、「どういう組み合わせでどんなゲームが遊べるのか」を探すのに夢中になってしまいました。

最後は「ピアノ」。ウチの娘たちは二人ともピアノを習っているので、二人ともこれを最も楽しみにしていました。見るからに部品点数が多く、組み立て的には一番大変です。

ちゃんと黒鍵まで再現された鍵盤。Toy-Con としてでなく純粋にダンボールクラフトとして、こういうのを作り上げていく工程がめっちゃ楽しい。
とはいえ 1 オクターブしかないので、通常の「トイピアノ」アプリだと 1 オクターブの音階しか弾けませんが、

もうひとつ収録されている「録音スタジオ」はかなり多機能で、ピアノ側面のレバーを併用することで 5 オクターブを移動しながら弾くことができたり、音色を変更したり、リズムパートを追加したりできてちょっとしたシンセサイザー気分。

このピアノも中は空洞なわけですが、この空洞は別に音を響かせるためではなく、モーション IR センサのための空洞。各鍵に貼り付けられている反射シールの上下の動きを検出することで対応する音を出しているわけです。これだけたくさんのスイッチを IR カメラ一つで制御できるという点で、Nintendo Labo の高いポテンシャルを感じることができます。

それぞれのツールはシンプルだしミニゲームもちょっと遊んだらすぐ飽きそうなものが多いですが、完成品ではなく組み立てながら遊ぶことで「仕組みが分かる」ことがこれだけ面白さに繋がるとは。これは新しい発見ですね。

しかし Nintendo Labo の真価が発揮されるのはむしろここから。お仕着せの遊び方だけでなく、プログラミングキット的な側面も持つツールだけに、そっち方面の可能性も探ってみたいところ。ウチの娘たちがどの程度興味を持つか分からないし、私自身もソフトウェアエンジニアの才能がないことは過去の経験で自覚しているだけにどこまで続くか分かりませんが、今度の休日にでもチャレンジしてみようと思います。

任天堂 / Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit

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