Gitzo のマウンテニア三脚をアウトレットで買った人やトラベラー三脚を Peak Design のバックパックに入れている人がいるようですが、いっぽう私は新しい雲台を購入しました。
Manfrotto / 小型フルードビデオ雲台 MVH400AH
秋は娘たちのピアノ発表会等、動画撮影を伴うイベントが増えるので、ビデオ雲台です。
今までは同じく Manfrotto の MVH500AH を使っていましたが、こういうイベントにはコンパクトさ重視で befree を持って行っており、三脚と雲台のバランスが悪い状態でした。というのも三脚がコンパクトなのに雲台が大きいために嵩張ってしまうので、コンパクトなビデオ雲台が欲しかったわけです。家庭用の Handycam には MVH500AH はちょっとオーバースペックすぎるし、そもそも MVH500AH は同社の 500 シリーズ三脚との組み合わせを想定したもので、befree には荷が重かったのも事実。
今まで使っていた MVH500AH のサイズ感からすると 1/3 くらいのコンパクトさ。重さも 900g(MVH500AH)に対して 380g なので半分以下です。雲台を替えるだけでビデオカメラ一台分くらい荷物が軽くコンパクトになります(笑
プレートの長さも 2/3 くらいになりました。私が使っている Handycam(HDR-CX520V)だと、MVH500AH のプレートではバッテリ交換時にいちいちプレートまで外さなくてはなりませんでしたが、MVH400AH のプレートならつけたままバッテリ交換ができるサイズ。まあ、今までがオーバースペックすぎたわけで、家庭用ビデオカメラにはこれくらいの雲台がちょうどいいということでしょう。
MVH400AH は本体にも刻印が入っているとおり同社のトラベルビデオ三脚「befree live」付属雲台の同等品であり、これを befree に取り付けることで befree live 相当にできることになります。厳密には befree live は雲台の下に水平出しのためのレベリング機構を搭載しているため全く同じにはならないのですが、スチル用の befree を少ない追加投資でビデオ対応化できるのはありがたい。
雲台本体はかなりコンパクトで、むしろプレートが雲台からはみ出るほど。プレートは MVH500AH のようなサイドロードはできず前後方向に抜き差しするのみ。側面にボタンがついていて、これを押すと固定用の突起がズレてプレートが外せる仕組み。
CX520V を載せるとちょうどいいサイズ感。小さいながらも剛性感があり、パン/チルトも文句のない滑らかさです。
MVH500AH と比べるとカウンターバランスはないしビデオライト等を取り付けるためのコネクタもありませんが、これでも耐荷重は 4kg もあるし、家庭用ならこれで十分すぎますね…。
befree 用の雲台として作られた製品だからもちろん折りたたみにも対応。うまい具合に折りたたんだスキマに雲台やパン棒が重なるようになっています。
ただオリジナルの befree についていた小型ボール雲台に比べるとさすがに大きくなるため、折りたたんだときに微妙に脚が閉じきらない状態。befree 付属のキャリングケースには「ギリギリ入るけどパツパツすぎてファスナーが閉められない状態」になります。まあ私は別途バックパックに入れて持ち運んでいるので問題ありませんが。
今後は子ども関係のイベントはこのセットで持ち歩き、MVH500AH のほうは主に一脚とのセットで野鳥撮影等をメインで使うことにしようと思います。
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