PS Classic を買ったらまたしても HDMI 入力が足りなくなってしまったので、HDMI セレクタを追加調達しました。
サイバーガジェット / CYBER・レトロデザイン HDMI セレクター 3in1
テレビ下に鎮座する小型レトロゲーム機に合わせて、ディスクシステム風デザインの HDMI セレクタです。公式には一言も「ディスクシステム」とは言ってないけど!
まあミニスーファミと PS Classic はともかく初代ミニファミコンはもうほぼ遊んでいないので外してしまっても良かったんですが、こんな HDMI セレクタが発売されたら繋がざるを得ない(笑
あー。もう、形といい色といい質感といい、完璧じゃないですか。ディスクシステムとかファミリーベーシックとかファミコンロボとか、外部機器でどんどん拡張していけるファミコンにワクワクしていた子ども時代を思い出します(そしてそのまま大人になった←
まあぶっちゃけ、今なら 2K の HDMI セレクタであればスーファミのコントローラ風デザインの HDMI セレクタくらいのサイズで作れてしまうわけだから、たぶんこのディスクシステム風 HDMI セレクタは分解したら中身スッカスカなんだと思うけど、大事なのはそこじゃないんです。
正面。当然ディスクは入るわけありませんが、代わりにイジェクトボタンが HDMI の入力切り替えボタンになっています。また本機は基本的に自動検出で入力を切り替えるらしく、ボタン操作さえもあまり必要はなさそうです。
白い印字の意匠までちゃんと再現した風になっているこだわりが素晴らしい。
背面は HDMI イン/アウト端子のみ。意外なことに電源入力はなく、HDMI バスパワーで動作します。
さらには赤外線リモコンもついていて、テレビに近づかなくても手元で入力切換が可能。まあ小型レトロゲーム機は本体にしか電源ボタンがないので、HDMI 入力だけ切り換えられてもあまり意味はありませんが…。
そして、このチープなリモコンの「1」と「3」のところにあからさまに修正したのが判るシールが貼られているんですけど(;´Д`)。
当初 10 月発売予定だったのが 12 月に延期されたのはこの修正のせいかー!
以前買ったクラシックボックス ミニと並べて。かたや成型品、かたや紙だから質感が全然違うのは当然として、高さがこうも違うとは。比べてしまうとクラシックボックス ミニの見た目には残念感が漂っていますが、これは箱よりもミニファミコンに貼るシールのほうが本体だと思っているからいいんです(ぉ
クラシックミニファミコンとのコンビネーションは、見た目上は完璧。
最新の有機 EL テレビだって、下にこれを置くだけで一瞬にして昭和のお茶の間が蘇ります(ぉ
で、HDMI セレクタとしての使い勝手ですが…、
全く使い物になりません。
いろいろ試してみてもうまく再現性が掴めていないんですが、今のところ我が家の環境で把握しているのは以下のような状況。
- 1 台だけ繋いだ状態ではそれなりに動作する
- Switch、ミニファミコン、ミニスーファミなど任天堂系ハードでは、ゲーム機側の電源を切った後に入れ直すと映らない
- PS Classic は 1 台だけ接続した状態では期待通り動作。電源オフ/オン操作してもちゃんと映る
- 2 台以上接続すると映らない(1 台のみ接続して動いているときに 2 台目を繋ぐとブラックアウト)
- リモコンは全く反応しない(ように見える)
これではセレクタとしては全く使えません。HDMI バスパワーかつ入力自動切換というのは非 AV 機器メーカーにはハードルが高かったということでしょうか。似たようなコンセプトの HDMI セレクタでもコロンバスサークルのセルフパワー品は何の問題もなく使えているのに…。しかも、メーカー公式サイトにはクラシックミニシリーズや Switch も対応機種として明記されているのに、ですよ。まともに動作確認していないとしか思えない。
Amazon やヨドバシ.com のレビューを見てもまともに使えていない人が多いようで、これは久しぶりに大地雷を踏んでしまったようです。最近は中華製の怪しい製品でも普通に使えてしまうことが多いので、まさか日本国籍のメーカー(まあ設計から製造まで中国の受託工場に丸投げなんでしょうが)でこんな粗悪品を掴まされるとは、油断していました。
明らかに初期不良か設計不良の類だと思いますが、メーカー側で対応してくれるんでしょうか。まあこのまま置物化してもいいんですけどねえ…。
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