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アメリカのプリペイド SIM 事情

北米に来たら、まずは通信手段を確保したいところ。先日のシンガポールのようにホテルまで通信不可な状況で過ごすのは不安すぎるので避けたい(汗。できるだけ空港内でプリペイド SIM を確保したいので、ロサンゼルス国際空港(LAX)で探してみました。

国際線ターミナル(TBIT)の到着出口すぐのところにある両替所に大々的に T-Mobile の SIM カードのポスターが貼ってありました。ここで買うことができるようですね。

「UNLIMITED DATA」と書かれており容量無制限でデータ通信ができるようです。しかしこのポスターには価格が書かれておらず、どうもここで買えるのは $100 くらいするプランのみの様子。これなら一週間程度の出張であれば日本キャリアのローミングを利用した方が全然安いので、ここはスルー。

両替所のすぐ隣には Boost Mobile という SIM カードやイヤホン、ケーブル等を扱っているモバイル関連ショップのブースがありました。ここでも旅行者向けのプリペイド SIM を販売しているようですが、

定額制の SIM は最低でも $65 から、従量制でも $30 スタートということでメチャ高い。台湾やシンガポールだと ¥1,500 程度で十分なプランが買えることを知っていると、これはちょっと手を出す気になれません。


これならローミングしてしまった方が全然安いじゃん、と空港を出る前に判断してその場で docomo のパケットパック海外オプションをスマホ上で契約。月〜金の滞在だから ¥3,980/5 日間のプラン(キャンペーン価格)を申し込みました。決して安くはないけど空港でプリペイド SIM を買うよりは安い。
ちなみに今回は iPhone XS で契約しましたが、手順的には韓国で Xperia で利用したときと同じです。
回線は現地で使ってみた感じでは私が滞在したカリフォルニア州の一部では Verizon がメインで、LAX 周辺など一部地域で AT&T の電波を掴んでいました。

結果的に北米で使うことを想定して Xperia XZ の SIM ロックを解除してきたのが無駄になっちゃったけど、まあいいや。

入国後、買い物がてら立ち寄った target(日本でいうイオンやヨーカドー的な大型スーパー)に No Contract Wireless(プリペイド SIM)コーナーが大々的に展開されていました。

例えば Verizon だと $30/月 で 500MB の 4G 通信(それを超えると 2G の速度、つまり 64kbps に落ちると思われる)が可能なプランが最低価格。500MB だとちょっと心許ないですが、ホテルやオフィス等で Wi-Fi が使える環境であれば一週間なら何とかなるか。$40/月 払えば 3GB 使えるようになるので、一ヶ月程度の滞在でも実用的と言えます。

比較すると docomo のローミングが ¥3,980/5 日 なので平日四泊五日の出張ならローミングの方が手軽だし良いかなあ、という微妙なライン。

MNO である Verizon の他に、Clicket・Total・TracFone といった MVNO のプリペイド SIM も多数並んでいました。こちらは Clicket が $30/月 で 2GB から、TracFone なら $15/月 で 500MB からというプランが出ていて、Verizon に比べると一段階安い感じ。私の場合は TracFone の $15 のプランなら、ホテルやオフィスの Wi-Fi と組み合わせれば最低価格で一週間過ごせるかなというところ。

SIM フリースマホもけっこう売られています。日本のスマホ売り場とは違って該当製品のカードを持ってレジで交換してもらう方式。ここでは Motolora 端末がポピュラーな模様。例えば Moto G6 Play が $199.99 というのは日本で買うのと大差ない価格ですが、日本で販売されていない Moto E5 Play はスマホとして使える最低限のスペック(Snapdragon 425/2GB/16GB)で $129.99 なら出張専用端末として買っておいても損はしないかも。

また MVNO キャリアモデルのスマホも販売されていました。こちらは SIM ロックの有無は不明ですが、MVNO の SIM がバンドルされていて $100 以下のモデルが充実しています。店頭では端末だけ購入して料金プランは自分でオンライン申し込みする方式でしょうか。自分の使いたいキャリアが決まっているなら SIM フリー端末よりこちらのほうが安上がりでしょうね。なお端末は Motorola に加えて Galaxy のローエンドモデルが主流のようです。

この他の選択肢としては、Amazon 等で国内で購入できるタイプのプリペイド SIM が多数販売されているので、これを使うという手があります。これだと五日間で三千円弱からなので、docomo のローミングを使うより少し安い。本当は今回もこれを利用したかったのですが、シンガポールから立て続けの出張で日本で準備する時間がなかったという。

ともかく、空港で格安のプリペイド SIM を入手することが難しいことが分かったので、米国では入国後すぐに量販店等に行けるならそこで SIM を調達、それが難しければあらかじめ日本で SIM を準備していくか日本キャリアのローミングを利用するのが現実的ということかと思います。ソフトバンクユーザーなら「アメリカ放題」という選択肢もありますが、それだけのためにキャリアを乗り換えるわけにもいかないので。

また iPhone XS なら eSIM が利用できるので、今回のように現地 SIM を探し回らなくてもオンラインで契約することが可能です。ただしこれを利用するには SIM ロック解除が必要なため、私の場合は半年後に SIM ロック解除が可能になるまで待たなくてはなりませんが。これについてはいずれ試してみようと思っているので、半年後以降の出張の機会を待っています(笑。

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