最近長時間の移動を伴う出張が増えたことで、「移動時間をいかに快適に過ごすか」が私にとって大きな関心事になっています。その中で気になっている製品のひとつがこれ。
BOSE / NOISE-MASKING SLEEPBUDS
BOSE が少し前に発売した「ノイズマスキングイヤープラグ」という製品。形状だけ見ると最近流行りのトゥルーワイヤレスイヤホンに見えますが、カテゴリ的には「耳栓」に位置づけられるものです。スマホや DAP に Bluetooth 接続するのではなく、あくまで単体で内蔵のヒーリングサウンド(10 種類)を鳴らして周囲のノイズをマスキングするというもの。アクティブノイズキャンセリングではなく「物理的にノイズを遮断した上で、さらに音を出してノイズをマスキングする」という逆転の発想。というかノイズキャンセリングイヤホンが一般化する以前、Shure E2c や Etymotic Research ER-4S などのイヤホンがもてはやされた時代のやり方と言えます。が、トゥルーワイヤレスイヤホンの電池もちが長時間の移動にはまだ実用的ではない現在、できるだけ小型軽量なデバイスで長時間静かな環境を得るためには「アリ」かもしれないと思えるアプローチ。
私は MDR-1000X がない出張はもう考えられないというくらい MDR-1000X が気に入っています。これさえあれば航空機内でもかなり静寂な環境が得られるし、米国便でも途中でバッテリの心配をしなくていいくらい電池ももつ。ただ、ネックピローを首に巻いて MDR-1000X を被っていると寝返りが打てないんですよね(;´Д`)。だから先日の北米出張は行き帰りほとんど眠れず、辛かった…。それで、インイヤータイプで一定以上のノイズキャンセル効果があり、かつ 10 時間以上連続して使える何かが欲しいんです。就寝時限定で使う前提ならば、この Sleepbuds はけっこう良さそう。ただ、オーディオ機器とも言えない耳栓に三万円、というのはいかんせんハードルが高い(´д`)。
本当はバッテリさえもってくれればソニー WF-1000X を試してみたいんですが、公称 3 時間しかもたないんじゃねえ。首掛け式なら WI-1000X が公称 10 時間だから選択肢になり得ますが、これもそろそろ二世代目が出そうだしなあ。なかなか悩ましいです。
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