毎日スーツを着る生活になって何が面倒って、ワイシャツのアイロン掛けが面倒なんですよ。
かといって毎日クリーニングに出すのはコストがかかるし、形態安定シャツはサイズの選択肢が限られることが多いのと 100% コットンと比べて着心地が良くない。でもアイロンの手間はできるだけ省きたい…というワガママを突き詰めた結果、これを試してみることにしました。
パナソニック / 衣類スチーマー NI-FS540 (ピンクゴールド調)
最近話題の衣類スチーマーです。白物家電はあまり詳しくないので、あちこちのレビュー記事を読んだ上でパナ、ティファール、日立あたりで迷った挙げ句バランスが良さそうだったパナを選択。
ちなみに旧型の記事ですが、ジョーシンの比較特集が特に参考になりました。今まで読んだことなかったサイトでしたがいいねここ。
パナソニック・日立・アイリスオーヤマ ハンディアイロンを使ってみました【Joshin web 特集】
パワーや機能なら他社のほうが良さそうでしたが、古いけどコードレススチームアイロンもある我が家としては取り回しの良さも含めたバランスで選んだ感じ。
一般的なアイロンよりも一回り小さくて少し背の高い形をしたスチームアイロンという風体。
底面は一応アイロンとしても使えるようになっていますが、質量が軽くてプレスする力が弱いため、あくまで簡易アイロンでメインはスチーマー。スチーム機能でシワが伸びきらなかったときに、わざわざアイロンを引っ張り出してこなくてもちょっとくらいならプレスできる、という感じでしょうか。
水を入れるタンクはカートリッジ式ではなく、付属の計量カップを使って注ぎ込む方式。ちょっとめんどくさいけど、カートリッジ式にするとそれだけ大きく重くなるし、このコンパクトさと軽さのためには致し方ないのかも。
操作系は電源スイッチとスチームのオン/オフボタンのみ。スチームはトリガー式で通常モード/三倍モードが切り替えられます。三倍モードだとけっこうびっくりする勢いでスチームが噴き出てきて、通常の三倍速くシワ伸ばしが完了します。
衣類をハンガーにかけたまま、こんな感じで左手で引っ張りながら右手でスチーマーをゆっくり当てていきます。一応「衣類を引っ張り、さらにスチーマーでテンションをかける」という行為はしているものの、アイロンのようにプレスしているわけでもないのにみるみるうちにシワが伸びていくのが面白い。
ただし調子に乗って三倍モードを使いまくっていると、シャツ一枚分くらいでタンクの水がなくなってしまうのが難点。それでもアイロンの半分くらいの時間でササッとシワが伸ばせるのは助かります。
ビフォーアフター。↑のシャツの左半分が洗って干しただけの状態、右半分が 2~3 分スチーマーを当てた状態。
さすがにアイロンでプレスしたときほどピシッとしてはいませんが、スチーマーでも形態安定シャツを洗って干したのと同じくらいのシャッキリ感は出ています。アイロンを当てても半日も着たらこれくらいの状態にはなってしまうので、大事な日の勝負シャツにはアイロンをかけたいけど、毎日着るものならこれくらいで十分な感じ。
ちなみにアイロンと違ってプレスしないのでアイロン不可の衣類のシワも取れるのがスチーマーのいいところ。
この季節にありがちなのが、帰宅後に脱ぎっぱなしにしてたたみ忘れている間にニットにシワが入ってしまう事故。あとジャケットなんかもシワが寄ってしまうとクリーニングに出すしかありませんが、
ほんの 1~2 分スチームを当てるだけでこのとおり!
蒸気+熱だからシワだけでなく匂いも取れるし、これはアイロンの代用だけではない役に立ってくれそうです。
シャツのアイロンがけに関しては、今まで一枚 10 分かけていたのが 5 分で済む程度の時短にすぎませんが、それよりもアイロン台と重たいアイロンを引っ張り出してこなくてはならない→面倒だから一週間分くらい溜めてしまう→一週間分だと一時間くらいかかる というサイクルだったのが、ハンガーにかけたまま 5 分でできるなら毎日ちょっとずつやれる、というのが最も大きなメリットかもしれません。これは買って良かった、日常のプチストレス軽減アイテムでした。
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