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I-O DATA EC-PHU3W3D

自宅 PC のバックアップディスクがいっぱいになったので買い足し。

アイ・オー・データ機器 / EC-PHU3W3D (3TB)

EC-PHU3W3D

私にしては珍しくアイ・オーの製品です。

外付け HDD としては以前購入した WD Elements Portable のコストパフォーマンスが非常に良かったので今回も Elements Portable か My Passport シリーズにしようかと思っていたんですが、これらのシリーズって内蔵ディスクにそのまま USB 3.0 端子が生えている仕様だということを今回調べて初めて知りました。一般的にポータブル HDD って SATA HDD をケースに内蔵し、SATA-USB 変換基板を使って USB 化するものですが、Western Digital はディスクを自社製造する強みを活かして HDD そのものを USB インターフェース化しているとは(実際は HDD の基板上に SATA-USB ブリッジチップを載せているんでしょうが)。
ディスクが直接 USB インターフェースを持つことは部品点数が減るわけで、変換チップやコネクタ部分の故障率低減と低コスト化というメリットはもちろんありますが、万が一故障したときにデータをサルベージする手段が限定されることも意味します。SATA HDD が内蔵されていれば殻割りして PC に SATA で繋いで故障箇所の診断やデータ救出ができる可能性があるわけで。

というわけで、今回はあえて SATA-USB 変換を内蔵していそうなポータブル HDD を選んでみました。アイ・オーやバッファロー等のサプライメーカーであっても USB 直付けのディスクを内蔵している可能性もありますが、筐体サイズ(長辺が長め)を見てこれは変換基板内蔵だろうと判断し、えいやっと購入(笑。先週末の Amazon タイムセール祭りで WD Elements Portable シリーズに匹敵する安さになっていたこともあり。

EC-PHU3W3D

Amazon から届いた商品カートンは化粧箱ではなく茶箱でした。調べてみたらアイ・オーの通常ラインとしてのポータブル HDD は既にモデルチェンジしてデザインが変わっていますが、これは旧製品の継続販売なのか旧筐体の使い回しなのか分かりませんが、ネット通販などに販路を限定して安価なシリーズとして販売しているモデルのようです。近年はバッファローなんかも同様の手法で旧型をネット通販中心に売っている模様。

筐体はかなり分厚く、ポータブル HDD としては嵩張る部類に入りますが、私は主に自宅でのバックアップ用途に使うので問題ありません。3.5inch の外付け HDD を使うことを考えれば外部電源不要だしコンパクトだし価格差もほとんどないし、もう今後バックアップ HDD はポータブルタイプで良いかと。
ゴム脚はついていませんが筐体の下半分がラバー塗装風で若干滑りにくくなっています。それでも USB ケーブルのテンション等で簡単に動いてしまうため、設置場所には気をつけたい。


EC-PHU3W3D

CrystalDiskInfo で内蔵ディスクの情報を調べてみました。搭載しているのは東芝の「MQ03ABB300」というモデルで、筐体の分厚さからオールインワンノート PC 等に搭載されている 12.7mm 厚 HDD を採用しているのかと思ったらさらに分厚い 15mm 厚・750GB プラッタ・5,400rpm のドライブのようです。これ自体は四年ほど前に出荷開始されたドライブらしいですが、最近このあたりも進化が止まってますからね…。

とりあえず、USB 直付けではなく SATA ドライブが内蔵されているようで安心しました(笑。

EC-PHU3W3D

ベンチマークによるとシーケンシャルアクセスは R/W ともに 145MB/s 前後。SATA ベースの 2.5inch HDD ならこんなもんでしょう。少なくとも去年買った WD Elements Portable よりは 10% ほど速いし、バックアップ用ディスクなら十分でしょう。

可もなく不可もなしといったところですが、大事なデータのバックアップ用としては逆にこういう大きな減点がない製品ってとても大事だと思います。タイムセール祭りのおかげでちょっと安く買えたし、いい買い物でした。

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