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花粉症の予防治療 2019-2020

Hayfever

私はひどい花粉症持ちで、毎年春先は苦労しています。それでもこの十年ほどは治療薬を服用するようになって症状も多少緩和されているのですが、かかりつけの耳鼻科で別の治療法を勧められたので試してみました。

花粉症の治療には大きく分けて三つあり、

  1. 治療薬:抗ヒスタミン剤の服用や点鼻薬の使用
  2. 減感作療法:皮下あるいは舌下にアレルギーの原因物質を少量ずつ投与して身体を慣らしていく
  3. 手術治療:鼻孔に外科的な処置を施すことで物理的に症状を緩和する

という感じ。舌下免疫療法はやっている知人がいますが、毎日投薬するなら治療薬を飲むのと手間的に大差ないし、そもそもアレルギー物質を身体に取り入れること自体に心理的な抵抗があります(´д`)。そこで今回は手術治療を選択しました。
手術といっても軽いもので、レーザーもしくはトリクロール酢酸という薬品で鼻の粘膜を少し焼いて収縮させることでアレルギー反応を抑えるとのこと。私のかかっている耳鼻科では専用の機材を必要としないトリクロール酢酸塗布法が施術可能でした。

手術自体は予約も不要で行った当日に受けることができ、まずは鼻腔に麻酔薬を塗布して 15~20 分ほど待ち(歯科で麻酔を受けたときのように上顎が痺れたような感じになる)、その後に鼻の奥に綿棒でトリクロール酢酸を塗布します。実際の薬品の塗布はものの一分で完了し、麻酔が効いていることもあって特に痛みはありません(綿棒を出し入れするときに鼻の入口に薬品が少し触れてしまい、そこはちょっと痛かった)。その後念のための痛み止めと抗ヒスタミン剤(粘膜が縮むわけだから一時的に鼻水が出やすくなる)を処方されて帰宅。麻酔が切れてから 3~4 時間は鼻の奥がヒリヒリする感覚がありましたが、半日と経たずに感じなくなりました。現在はまだ患部が落ち着いていないせいか普段よりちょっと鼻が詰まっている状態ですが、1~2 週間もすれば治まるとのこと。なお、この療法は保険診療の対象となり、治療費は私が行った医院では診察料込みで 6,500 円ほどでした。

この治療法は恒久的なものではなく、個人差があるものの短いと数ヶ月、長くても 2~3 年で効果が切れてしまうとのことですが、治療薬だと隔週~月イチの通院が必要で薬代も馬鹿にならないことを考えると、毎年施術してもトリクロール酢酸塗布法のほうが安くて手間もかからないことになります。自分のことだから 1 年ほどで切れてしまうような気もしつつ、来春の花粉症シーズンにどうなるか様子を見てみようと思います。

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