先日 Ryzen 5 3600 ベースにリニューアルした自作機。時間がなくてまだ全体のパフォーマンステスト等もできていませんが、日常的には使い始めているのでまずは体感速度に最も効く SSD の性能をみていきます。
Western Digital / WD_BLACK SN750 NVMe SSD 1TB with Heatsink WDS100T3XHC
今回選択した SSD は WD_BLACK SN750。Western Digital の現時点でのハイエンドモデルであり、M.2 NVMe 接続でリード 3,470MB/s、ライト 3,000MB/s の公称スペックを持つ製品です。なおかつ容量は 1TB。今まで使っていたのは Intel SSD 520(SATA)の 240GB 品でしたが、メインマシンのシステムドライブとして使っているとさすがに容量がカツカツでユーザーデータは当然としてブラウザのダウンロードフォルダ等の無意識に溜まっていきがちなフォルダまで別の HDD に逃がしていました。それも 1TB もあれば当分困ることはないでしょう。
早速ベンチマークをとってみました。定番ベンチソフトの最新バージョン、CrystalDiskMark 7.0.0 の結果が以下の通り。
すご!今までずっと SATA の SSD を使ってきた身からすると 1,000MB/s オーバーというだけでも鳥肌が立つのに、リード約 3,500MB/s、ライト約 3,000MB/s ですよ。このマザーボードで使える M.2 スロット(PCIe 3.0×4)の理論速度が 4,000MB/s なので、既に上限に近い実効速度が出ていることになります。
どれくらい速いかみるために今まで使っていた Intel SSD 520 とも比較してみました。
おおおおお、三倍速いどころかどのテストでも軒並み 5~12 倍速い!SATA SSD の場合はインターフェース側の限界でどんなに速い NAND を使っても 550MB/s あたりが上限でしたが、NVMe(PCIe 3.0×4)だと理論値ベースで 6.6 倍速いわけですからね。
しかし体感で違うか?と言われると、SATA SSD でも十分速かったから普通に Windows を使っている上で速さの差を感じることは稀で、むしろ OS のブート時間の短さや Photoshop のような重量級アプリの起動の速さ、自ディスク内での重めのファイルコピーなどの際に実感できるというレベル。あとセットアップ中の今は特に実感できるんですが、アプリのインストール(特に Web からセットアップファイルをダウンロードしたやつ)はまさに「秒で」という感じですね。いつも感じられるわけではないけど重要な作業をする場面で確実に速さの恩恵に与れる、というところでしょうか。たぶんこの SSD 上に Lightroom の RAW+カタログファイルを置いたらメチャクチャ早いんだろうなあ…今度やってみよう。
それにしても何より「メインマシンのシステムドライブが超高速で広大」というのは精神衛生上いいものですね。せこせこした気分にならずストレスなく PC を使えるのは快適です。本当に、2TB 級の NVMe SSD の値段が下がってきたら早いことデータドライブも SSD にしよう…。
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