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Shanling M0 v3.40

SHANLING「M0」がAndroidスマホから操作可能に。DSDネイティブ出力も – AV Watch

私も持っている Shanling「M0」の最新ファームウェア v3.40 がリリースされ、DSD ネイティブ出力や Android スマホからのリモート操作機能が追加されました。

私は去年有線イヤホン用にウォークマン ZX300、ワイヤレスイヤホン用にウォークマン A100TPS を買って以来 M0 の出番はめっきり減っていましたが、それでも時々は持ち出していました。生粋のちっちゃいもの好きとしては、これほど凝縮感あるデバイスを使っているだけで楽しくなってきちゃうんですよね。M0 は発売以来断続的にファームウェアアップデートを繰り返し、ほとんど考え得る限りの機能追加を果たしてきましたが、今回ついに DSD ネイティブ出力(外部 DAC への USB 出力時)とスマホからのリモート操作に対応してしまいました。

スマホからの操作は専用アプリ「Shanling Music App」から行います。このアプリは現時点では Android 専用、かつ Google Play ストアには提供されていない(apk ファイルから直接インストールが必要)のがちょっと煩雑。このあたりは中華メーカー故に仕方ないところでしょうか。
この Shanling Music App 上の「SyncLink」機能を使って M0 と Bluetooth 接続します。

接続しただけで再生・停止などの基本的な操作は行えるようになりますが、アルバムリスト等から楽曲を選択するには M0 内のライブラリ(リスト)をスマホ内のデータベースに同期する必要があります。この同期作業中にアプリを切り替えたりすると同期処理が途中で止まってしまうなど、まだちょっと昨日の完成度は高くない印象。

Shanling Music App 自体はおそらく同社の Android ベース DMP に搭載されているアプリと同じで、それに SyncLink 機能が追加されたもののようです。ライブラリの同期が終わると、ほぼスマホのローカルストレージに楽曲が格納されているかのような感覚で M0 をリモート操作することができるようになります。レスポンスも悪くなく、かなり実用になる感覚。スマホ側のボリュームキーで M0 の音量調整ができるのも良い。

M0 はこの極小ボディにタッチパネルを搭載してはいるものの、お世辞にも操作性が良いとは言えなかったので(分かっていて買ったんだけど)それが快適に操作できるのは嬉しい。M0 をポケットに入れたまま、電車内で SNS を見るついでにスマホで操作できるというのは機器の持ち替えがなくて良いです。

スマホ側にはアルバムアートワークが反映されないのがちょっと惜しいけど、これもそのうちアップデートで対応するんじゃないか…と思わせるだけの勢いが Shanling にはあります。

今週末には M0 の後継機種っぽい位置づけの「Q1」も発売されるようですが、Q1 は操作性を優先して M0 よりも二回りほど大きくなっているため、個人的には引き続き M0 推し。

もはやスマホ+トゥルーワイヤレスイヤホンで音楽を聴くのが当たり前になりつつ世の中で、プレイヤー専用機…特に音質よりも小型化を優先した M0 のような製品の位置づけは難しいところではあります。が、私はこういうデバイスをいじっている瞬間が楽しい。これからもこういうデバイスやイヤホンをとっかえひっかえしながら楽しもうと思います。

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