いつ明けるとも知らない緊急事態宣言。GW 明けから出歩く人が増えた感覚があり、なんだかんだで世間は緩んできている印象はありつつも、我が家はまだできるだけ遠出は控える方向。とはいえずっと篭もりきりの生活もフラストレーションが溜まる一方だし、自宅 or 近場でできるストレス解消は必要です。畢竟ゲームや映画などの自宅でできるエンタテインメントと食に楽しみが偏ってしまうわけですが、今回はこういうのを利用してみました。
おなじみ六本木・豚組[しゃぶ庵]のテイクアウトメニューです。三月下旬からテイクアウトを始めていたようですが、マイカーでもない限り六本木まで受け取りに行くのはさすがにハードルが高い。いいなあ…と思いながら横目で眺めること一ヶ月半、友人が別件のついでにクルマで自宅まで届けてくれるということでありがたく乗らせていただきました。ありがとうございます!
そんなわけで我が家に届いたしゃぶ庵のホームセット。我が家は四人家族なので、セット二人前×2+追加肉セット×1 で頼んでみました。
ホームセットは二人前の内容でしゃぶしゃぶ用豚肉三種セット(400g)+野菜四種、しゃぶしゃぶ用出汁、タレ三種、締めのとんこつ麺、薬味が含まれています。この内容で二人前 3,600 円というのは破格とすら思える値段。お店でコースを頼むとこの他に小鉢や前菜等いろいろついてくるはずのものがないのが寂しいですが、それは気兼ねなく外食できるようになったら改めて実店舗で楽しむことにしましょうか。
しゃぶしゃぶ用の水として長野・安曇野の天然水がついてくるのも個人的にポイント高し。安曇野の水おいしいですよね…。
豚肉は銘柄豚二種+スタンダード豚の計三種。銘柄豚はたぶん日替わりでしょうが、今日は秋田の八幡平ポークと沖縄の琉香豚でした。同じ豚肉でも銘柄によって見た目が随分異なるのが興味深い。
でも、それよりも今までは六本木でないと食べられなかったしゃぶ庵の豚しゃぶが自宅で食べられることが重要です。六本木のあの味が自宅で気兼ねなく食べられるこの嬉しさ!
しゃぶ庵のタレや薬味もほぼもれなくついてきます。あの店の味は豚肉の良さもさることながら、あの多彩な味付けにも支えられてると思うんですよね。
塩だれ、フルーツポン酢、ごまだれ、ラー油、桜塩に黒胡椒。それ以外に締めの豚骨ラーメン用のスープの素と薬味まで付属します。ついてこないのはめんつゆくらい?あの「めんつゆで食べる豚しゃぶ」ってのも格別だけど、めんつゆくらいならどの家庭にもあるでしょうということでしょうか。
セットにはちゃんと食べ方のしおりが同梱されています。しゃぶしゃぶだけでなく締めのラーメンの作り方までちゃんと掲載されています。
まあ私はもう十回くらい通っているから読まなくても大丈夫です(笑
それでは作っていきましょうか!
なんだかんだでしゃぶ庵には最近行けてなくて二年ぶりくらいなので、この肉を見るだけでちょっとテンションが上がってきます。
そんなわけで鍋に安曇野の湧水と特製出汁、そこにまずは野菜から入れて煮込んでいきます。ル・クルーゼのオレンジ色の鍋じゃないのが惜しいけど、まあしょうがない。
セットの野菜以外にお好みで野菜を足せるのが自宅のいいところ。
そして、タレと薬味、それにビールを用意していきます。
めんつゆ、自宅にあるのを使おうと思ったらちょうど昼食が蕎麦でめんつゆを使い切っていたのを思い出しました(;´Д`)ヾ。
まあ、めんつゆがなくても付属のタレと薬味だけでも味のバリエーションは十分あるから、今日のところは良しとしよう。
野菜が煮立ったところで、肉を各自しゃぶしゃぶして桜色になったらいただきます。
まずは桜塩と黒胡椒でシンプルに。これが肉のうまみをストレートに引き出してうまい!他のタレの必要性を感じないほどおいしい。
この二ヶ月、ほとんど遠出も外食もできずに悶々としていたから、久しぶりに六本木の味を感じることができてちょっと涙出そうになりました。
塩だれ・フルーツポン酢・ごまだれもそれぞれうまい。
個人的にはやっぱりごまだれ+ラー油の濃い味がベスト。これを軸に、桜塩・フルーツポン酢・塩だれのローテーションで味変しながら楽しんでいきます。それだけでもうエンドレスに食べ続けていられそう。
だいたい食べたら、出汁に締めの麺を投入してとんこつラーメンを作成。肉を一切れと水菜(セットに入っていなかったから自宅で追加した)をラーメンのために残しておくのがポイントです。
あぁ、おいしかった。六人前のしゃぶしゃぶ肉は最初見たときには少し残っちゃうかもなあと思いましたが、何のことはない完食です。しゃぶしゃぶはあっさりしてるからスルッと食べられちゃうんですよね…。
何度となく通って食べ慣れたつもりの味でも、こういう状況で久しぶりに、かつ自宅で食べると新鮮な感動がありました。次に実店舗に行けるのがいつになるか分かりませんが、長引くようならテイクアウトのリピートもアリですねこれは。
ちなみにしゃぶ庵のテイクアウトは原則実店舗へ受け取りに行く必要がありますが、テイクアウトよりはやや割高ながら出前館のデリバリーで届けてもらうこともできるようです。マイカーがない等買いに行くことが難しい場合はこちらを利用するのが良いでしょう。
自宅にいながらにして久しぶりにゆっくり外食した気分に浸れて大満足でした。また実店舗に行ける日が戻ってくることを楽しみにしています。
ごちそうさまでした!!
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