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その発想はなかった:OPPO X 2021

巻き取りディスプレイで「広がるスマホ」OPPO X 2021発表。折り畳み不要の技術コンセプト – Engadget 日本版

なんか国内ではあまり話題になっていないようですが、OPPO がプライベートイベントにて次世代スマートフォンのコンセプトモデル「OPPO X 2021」を発表しました。これがまたすごくて、スマホの新製品にときめかなくなって久しい私も数年ぶりにワクワクさせられました。

OPPO X 2021

通常時の姿を見ただけでは何の変哲もないスマホにしか見えませんが、これにはなんと「巻き取れる有機 EL ディスプレイ」が搭載されていて、本体が横方向に伸縮することで自在に画面サイズを変化させることができるというものです。フレキシブル OLED 系スマホという意味では先行して Galaxy Fold のような折りたたみスマホが既に製品化されていますが、驚き度でいったらこの OPPO X 2021 は比較にならない。フレキシブル OLED の技術デモが始まった頃から折りたたみスマホは形が見えていたけど(それでも実際に製品化して発売した開発力はすごいと思う)、本体内部に巻き取ることでサイズを可変させられるスマホというのは想像の斜め上を行っています。
巻き取り式 OLED の製品化例としては昨年の CES で発表され、先月ようやく発売された LG の画面が巻き取れる有機 EL テレビがありますが、テレビを観るのにいちいちスクリーン的なものを出し入れするのはあまり実用的じゃないよなあと思っていました。が、完全に収納するのではなくサイズ可変のために使うのであれば実用性が損なわれることはありません。

さらにはハンズオン動画を見るともっと驚きます。以下のビデオの 1:08 あたりから 1 分間程度動作デモが行われているので、まずは見てください(スタートを 1:08 に合わせてあります)。

画面の伸縮は内蔵モーターによって自動的に行われ、また(あくまでデモ用だと思いますが)画面の伸縮に合わせて映像が広がっていく不思議な光景が繰り広げられています。私はあまり電気製品に対して「まるで魔法のようだ」と感じることはありませんが、これは本当に魔法のよう。

この OPPO X 2021 はあくまでコンセプトモデルでこのまま発売されることはないようですが、現時点で動作品の試作機がありコンセプトモデルとして発表しているということは、一年以内の発売を目指して製品版の開発が進んでいる可能性は高いと言えます。価格が折りたたみスマホより高いか安いか不明だし、仮に出たとして日本で発売されるかも判りませんが、これは強烈にソソられます。「普段は普通のスマホとして使え、必要に応じてタブレットになる夢の端末」が今度こそ具現化されそうで、とても楽しみです。

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