スター・ウォーズ新作は戦闘機パイロット主役「Rogue Squadron」。’23年公開 – AV Watch
ルーカスフィルムが『スター・ウォーズ』シリーズの新作情報を久しぶりに発表しました。それも映画の新作だけでなくドラマやアニメに至るまでかなり幅広い内容。『スカイウォーカーの夜明け』で九部作が完結し、その後にドラマ『マンダロリアン』シリーズが展開されていた以外にはあまり追加情報も出てこなかっただけに、これは興奮します。
まずは映画。2023 年に最新作『STAR WARS: Rogue Squadron』が公開されることが明らかになりました。
「Rogue Squadron」は日本語訳すると「ローグ中隊」。Episode V『帝国の逆襲』でルークが率いた反乱軍の戦闘機部隊の名称です。そういえば NINTENDO 64 時代に同名のゲームタイトル(日本名『出撃!ローグ中隊』)がありましたが、さすがにそのストーリーが下敷きになるということはないですよね。
ここで描かれるのがルーク時代のローグ中隊なのか、その後の時間軸のものなのかはまだ分かりません。が、↑のティザー映像を見る限りは X ウイングやパイロットスーツはルーク時代のものに見えるので、近い時代の物語が描かれるとみて良いのではないでしょうか。さすがにルークを別人が演じるのは賛否が分かれそうなので、ルーク離脱後のローグ中隊を描いたものになるんですかね。しかし部隊ものは敵が強くないと盛り上がらないのもまた事実で、そういうのも含めていつの時代のどんなストーリーになるのか興味津々です。
そして Disney+ で展開されるドラマシリーズでは、オビ=ワン・ケノービやランド・カルリジアン、『ローグ・ワン』のキャシアン・アンドーを主人公としたサイドストーリーが製作されるとのこと。
Episode III『シスの復讐』公開から 15 年が経ち、オビ=ワン役のユアン・マクレガーやダース・ベイダー(アナキン)役のヘイデン・クリステンセンも良い感じに齢を重ねたはず。彼らが今 Episode III~IV の間の物語を演じるというのは、キャラクターのリアリティという意味でもちょうど良く、これは見てみたい。またキャシアン・アンドーは本来サイドストーリーだった『ローグ・ワン』からのキャラクターということで地味ではありますが、個人的には『ローグ・ワン』はとても好きだったから嬉しい。『ローグ・ワン』の登場人物には他の SW シリーズのキャラ以上にバックグラウンドを感じるので、それを見たいと思っていたのでした。でもキャシアンのサイドストーリーのドラマ化がアリなんだったら、同作に登場したチアルート・イムウェとベイズ・マルバスをメインに据えた話も見せてほしくなってきます。
それにしても、九部作が完結して今度こそスカイウォーカー時代から離れた新しい物語を作っていきたいのかと思ったら、見事に九部作のサイドストーリー的なものばかりというラインアップになりましたね。やっぱり SW はスカイウォーカーの呪縛から逃れられないということなのでしょうか。以前にも書きましたが、既存の世界観から離れた新シリーズを起ち上げても商業的にうまくいかず、結局宇宙世紀年表を細かく穴埋めするような作品作りに終始するようになったガンダムシリーズと同じにおいを感じます。まあ結局そこが一番厚みがあって面白いから仕方ないんですが。もしかすると今後の SW が目指す方向性を予想するにはガンダムシリーズの製作の歴史を紐解くと、正解に近づけるのかもしれません。
そういえば『マンダロリアン』もシーズン 2 の配信がそろそろ完結に近づいているんでしたね。私は Disney+ を一ヶ月だけ契約してイッキ見するつもりでいたので、そろそろ Disney+ と再契約するかな。
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