スポンサーリンク

Sony WI-1000XM2

3 月に始まってからもう 9 ヶ月が経過した私の完全リモートワーク生活。今月からついに毎週一日だけ出社することになる予定なのですが、それでもリモートワーク主体の生活は少なくとも来年 3 月までは確定済み。おそらくそれ以降も良くて出社とリモートを併用する生活は続きそうです。

そんな中、春からずっとリモート会議用機材として使い続けてきた MUC-M2BT1 の電池がさすがにヘタッてきました。毎日短くても朝 9 時から夜 7 時まで使いっぱなし、途中で休憩時間があったら継ぎ足し充電して…みたいな使い方を 270 日も続けてきたわけで、そりゃ劣化が加速しますわ。内蔵マイクの位置的に襟のある服を着ていると「聴き取りにくい」と言われることもあったし(それもあってUSB マイクを併用していた)、よりリモートワーク向きの機種に思い切って買い換え。

ソニー / WI-1000XM2

発売から既に一年以上経っているので目新しさはありませんが、定番の BT イヤホンです。バッテリー駆動で 10 時間くらいはもってほしいのでトゥルーワイヤレス系では力不足、ネックバンドタイプが適しています。音楽が主用途じゃないから 1000X シリーズでなくても良かったけど、変に妥協して失敗するくらいなら間違いがないことが分かっているモデルにしておきました。

ノイズキャンセル用マイク搭載のハウジング。ドライバーユニットはダイナミック+BA のハイブリッド式で、ダイナミックドライバーは異なるけど BA ドライバーは今まで使っていた XBA-N3 と共通の模様。

ハウジングにはマグネットが内蔵されていて、耳から外した際に胸元でプラプラするのを抑えてくれます。最近のネックバンド式イヤホンでは当たり前の機能ですが、今まで使っていた MUC-M2BT1+XBA-N3 はプラプラして邪魔だったのでありがたい。

左側のケーブルの途中にリモコンがついています。実はこれが WI-1000XM2 を選んだ地味に重要なポイントのひとつ。このリモコンの裏側に、NC 用マイクとは別個の通話用マイクが内蔵されています。ちょうど口の高さあたりにマイクが来てくれるので、着ている服や姿勢に関わらず話し声を拾ってくれます。既に一週間近く仕事で使ってみていますが、今のところ聴き取りづらいと言われたことはありません。

また音量や再生コントロール、NC/アンビエントサウンドの切り替えをハードウェアボタンで操作できるのは良いですね。WF-1000XM3 のタッチパネルよりも確実です。ただ私は WF-1000XM3 に慣れすぎたせいで WI-1000XM2 でもイヤホン側をタップしようとしてしまうクセが抜けません(汗

充電は USB-C になりました。手持ち機材ではそろそろ microB のほうが少数派になってきていたので、これで USB 充電器に挿しておくケーブルを一本 USB-C に置き換えていけます。

ちなみに WI-1000XM2 では USB 給電しながら使用することはできません。リモートワークでずっとつけっぱなし生活になると、電池残量が少なくなってきたときに給電しながら使いたくなりますね…。

けっこう立派なキャリングケースが付属。ファスナーの金具が本体のアクセントカラーと同じローズゴールドに仕上げられていてコダワリを感じます。

WI-1000XM2 のネックバンドは軟らかくてクルッとコンパクトにまとめてしまうことができます。
オーバーヘッドタイプの WH-1000X シリーズにも同様のケースが付属しますが、WI のケースは 1/3 くらいの体積しかないので日常使いに良いし、出張用も WI-1000XM2 のほうが取り回し良くてイイんじゃないかという気がしてきます。

例によって大量に付属するイヤーピース。主に自宅でのリモートワーク用に使うなら遮音性は重要じゃないので、とりあえず通常のハイブリッドイヤーピース M サイズで運用することにします。

今まで使っていた MUC-M2BT1(+XBA-N3)はけっこうかさばるし、マイクの位置があまり良くないし、ケーブルが必要以上に長くてちょっと邪魔になりがち。WI-1000XM2 はこの三点+バッテリーライフが改善されているのが素晴らしい。私がリモートワーク用ヘッドセットに求めるものが網羅されています。

なお音楽用として使った場合は MUC-M2BT1+XBA-N3 に分があります。XBA-N3 のほうが音の響きや広がりが自然で楽しめる感覚。とはいえその差は大きくなく、自宅の静かな環境で聴き比べれば判るけど外で使うとノイキャンがある分 WI-1000XM2 のほうが良く聞こえます。

同じく 2019 年に発売された WF-1000XM3 とは兄弟機的な間柄ですが、WF-1000XM3 はこのハウジングの中にバッテリー、プロセッサー、アンプ、タッチセンサー、Bluetooth アンテナまで内蔵しているわけだから音質的にはさすがに分が悪い。さらに Bluetooth コーデックが SBC/AAC 止まりなこともあって、比較すると一瞬で判るほど音が違います。特に高音の伸びと中域の厚みに差を感じますね。またノイキャン性能も WI-1000XM2 のほうが明確に上で、オーバーヘッドタイプの WH-1000X シリーズに引けを取らないほどノイズが消えるから聴きながら歩くのがちょっと怖いくらい。

WF-1000XM3 は TWS にしては音も良いしノイキャン性能も高くて「日常使いはこれで十分では?」と感じていましたが、比べてしまうと歴然とした差があります。TWS の身軽さは捨てがたいものがありますが、これは外出用も WI-1000XM2 をメインにしてしまおうかな、と感じてしまうほど良い。

そんなわけでリモートワーク用に買ったつもりでしたが、音楽用としても期待以上に良かった WI-1000XM2。これを仕事でヘタらせてしまうのはもったいないので、仕事用にもう少し安いのを買おうかとか本末転倒なことを考えてしまいます(ぉ

ちなみに Bluetooth ヘッドホンという意味では三年前に買った初代 MDR-1000X もそろそろイヤーパッドやヘッドパッドが劣化の兆しを見せていて買い換え時期かなという感じ。でも当面の間海外出張もないだろうし、こちらはせめて M5 が出るまでは待ちたいところ。

ソニー / WI-1000XM2

コメント

スポンサーリンク