昨年 3 月にリモートワーク生活が始まって以来の小さな悩みの一つが、業務用ノート PC の電源ケーブル。USB-C 給電に対応した PC であれば Dell U2720QM とケーブル一本で接続できて便利なのですが、私の仕事マシン VAIO Pro PG は残念ながら非対応で、専用 AC アダプタを繋ぐしかありません。デスクの横から電源を取って繋いでいるんですが、仕事が終わったら同じ机の上でプライベート用の自作 PC を使うので、仕事マシンは AC アダプターを外して仕舞うようにしていて、それが際限なく仕事をしてしまわないためのポイントでもあります。ただ、そうするとケーブルが自重でデスクから落ちていってしまうのが地味に鬱陶しい。
そしたら先日サイカ先生が私も気になっていた Anker のケーブルホルダーを試されていて、これが案の定けっこう良さげ。
私も以前はサイカ先生と同じく blueLounge の CableDrop を使っていたんですが、アレはケーブルを固定するにはいいけど頻繁に脱着するようなケーブルで使うには却って不便でそのうち使わなくなってしまいました。それに対して Anker のこのケーブルホルダーは必要なときにワンタッチで取り外せるのが便利そう。
デスクトップや机の側面、あるいはパーティションなどに貼り付けておくためのホルダー基部一つにケーブルクリップが五つ。
基部とクリップはマグネットでくっつくようになっています。このマグネットがけっこう強力で、ケーブルの自重やテンションに引っ張られてもそう簡単には外れません。Amazon あたりには類似製品がたくさん売られていますが、磁力が弱いというレビューがついているものも少なくない中、この強磁力はあえて Anker を選ぶ理由になり得ます。
クリップが保証するのは Φ3.5mm までのケーブルということで主に USB 系を想定しているのでしょうが、VAIO の電源ケーブル（Φ4mm）でも何とか使えました。クリップはシリコン系の素材で多少のフレキシビリティはあります。皮膜の素材次第ですが Φ5mm くらいだとさすがに厳しいか。
なおこのクリップ自体には磁力はなく、底面に埋め込まれた鉄板が基部のマグネットに吸着する仕組み。USB ケーブルの類は磁力に弱い機器の近くで使いがちなので、クリップ側が磁力を持っていないのは安心できます。
ホルダーの裏面は吸着シートになっていて様々なものに貼り付けることができますが、このホルダー自体が強力なマグネットなのでスチール面であれば吸着シートを使わなくても固定することが可能。
私のデスクの脚がスチール製なので、側面に貼り付けることに。クリップで AC アダプターケーブルや USB ケーブル、あと長くて垂れ下がってきがちなヘッドホンケーブルを保持しておいてもらって、使うときにここから外すようにしてみました。
ちょっとしたことだけど、使ってないケーブルが机の上を這ったり床に落ちたりしないのは快適。これはいい買い物でした。
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