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Xperia 5 II:DJI OM 4 での使い勝手を改善する

先日購入した DJI OM 4、期待していた以上に良くて気に入っているのですが、Xperia 5 II との組み合わせでは一点だけ使いにくいところがあります。

それは磁気クランプを使用するとクランプが Xperia 5 II の電源ボタンを完全に隠してしまうこと。指紋センサーを兼ねた電源ボタンは本体の縁から一段低くなっているためクランプで押されて誤動作することはありませんが、このままでは OM 4 にセットした状態で電源のオンオフができません。結果的に Xperia 5 II の電源を入れたままクランプを取り付けて OM 4 にセットする必要に迫られる上、OM 4 にセットした状態で Xperia がスリープした場合に復帰させるのがたいへん面倒。一応、カメラボタンを押してスリープ解除→ホームボタンを押してロック画面に遷移→パスコードを入れてロック解除という手立てはありますが、非常に煩雑です。

そこで電源ボタンに頼らずにロック解除まで持っていくやり方を編み出してみました。

Xperia 5 II にはスリープ状態から画面ダブルタップでスリープを解除する設定項目が存在します。正確には以前のモデルからあったのですが、Xperia XZs~XZ2 あたりの世代で一旦削除されていたのが XZ3 以降の機種(一部下位モデルを除く)で復活した模様。

設定→「システム」→「ジェスチャー」の中に「タップしてロック画面を表示」という設定項目があり、これをオンにするとディスプレイオフ状態からでも画面のダブルタップで復帰してくれるようになります。
画面タップでスリープ復帰するということは誤操作のリスクもあるわけで、ズボンのポケットに入れておいたらいつの間にか電源が入っているということがこれまで何度かはありましたが、とりあえずこれでしばらく使ってみようかと。

あとはロック解除の簡略化。電源ボタンが塞がっているということは指紋センサーも使用できないわけで、ジンバルにセットした状態でパスコードを入力するのもやや面倒。
そこで Android のスマートロック機能を利用して OM 4 使用中はロック解除のプロセスをスキップできるようにしてやります。

Xperia 5 II と OM 4 を Bluetooth 接続した後に設定→「セキュリティ」→「Smart Lock」と進み、スマートロック機能の「信頼できるデバイス」から OM 4 のデバイス名を選択します。

そうすると自分の OM 4 がロック解除キーとして登録され、OM 4 使用中は(厳密には、OM 4 の電源がオンになっていれば物理的に装着していなくても)スマホのスリープ復帰時にロック解除の手間なしで使い始められます。前述のダブルタップによるスリープ復帰と組み合わせれば、物理ボタンに一切触れることなく Xperia を画面オフ状態から復帰させられるというわけです。

一方でジンバルに装着したまま Xperia の電源を切りたい(スリープさせたい)ときもあります。撮影の合間にバッテリーの消費を抑えたい場合や誤動作を防止したい場合などです。電源ボタンが塞がっているとそれもできないことになるので、こういうアプリを使ってソフトウェア的にスリープに入れられるようにします。

Turn Off Screen (Lock Screen)

Google Play ストアには同様のスリープ移行アプリが多数公開されていますが、私はシンプルかつ無料で広告がないこと、およびアイコンのデザインや色が判別しやすいことからこの「Turn Off Screen」を選んでみました。
非常にシンプルなアプリでホーム画面上の緑色の「Lock」アイコンをタップするだけで瞬時にスリープに入ってくれます。

さらにこのアプリはホーム画面以外に Android のクイック設定パネルにもアイコンを配置することができます。これを使うことでカメラアプリや DJI Mimo アプリをフォアグラウンドに置いたままスマホをスリープさせることができるため、スリープ復帰時にそのまま撮影に移ることができるわけです。

これらの設定をすることで、Xperia 5 II の電源ボタンが塞がっていてもオン/オフすることができ、またあまり「スマホである」ことを意識せずに専用機的な感覚で扱うことができるようになりました。Xperia 1 II/5 II は先日のアップデートでカメラの外部モニターとして使える機能が追加されたことでジンバル以外にもクランプを使ってミラーレスカメラに接続する人もいることでしょうが、上記の設定が役に立つかもしれません。
本当は Xperia のサイドボタンをクランプの邪魔にならない位置に移してほしいところですが、それは今後のモデルに期待ですかね。

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