先日購入したシグマ 100-400DN 用のレンズ保護フィルターにはこれを選びました。
ハクバ / レンズフィルター ULTIMA WR 67mm AMZCF-WRUTLG67
普段は定番ケンコーを選びがちなところ、今回は初めてハクバのフィルターを選んでみました。決め手になったのはサイカ先生の以下レビュー記事。
Amazon 限定モデルで、一般流通モデルの ULTIMA シリーズにはない撥水・防汚コーティングが施されているのがポイント。近年は高級レンズフィルターに撥水 and/or 防汚コーティングを施すのがトレンドになっていますが、ULTIMA WR は表面反射率 0.3% 以下で撥水・防汚コートというケンコーならハイエンド級のスペックが中価格帯で提供されており、お買い得感があります。まあ ULTIMA シリーズはハクバの中ではハイエンドに位置づけられているので、ケンコーがバリエーション多すぎ・ハイエンド高すぎなだけかもしれません。
ロゴ入りのケースが付属。まあプロテクトフィルターなので付け外しすることは滅多にないと思われますが、軽くて傷もつきにくそうなケースなので C-PL や ND フィルターの場合は持ち運びに重宝しそう。
リング外周に刻まれたローレット(凹凸)は太くて間隔広め。手元にある他社のフィルターではケンコー/ツァイス/ソニーはローレットなし、マルミは細いローレットなのでこういう処理はちょっと珍しい。
また商品名やフィルター径の印字は白+金の二色でした。シグマレンズは旧型の EX シリーズが白+金だったのでそっちならなお似合っていたかもしれません。まあレンズフードをつけたら完全に見えなくなっちゃいますが…。
コーティングはイエロー系。この表面コートに撥水・防汚効果があります。
私の場合、超望遠レンズはスポーツ撮影に使うので、雨や砂埃に晒されることが多いんですよね。今までのレンズで使っていたフィルターには撥水・防塵効果がなく、フィルターが雨で濡れる→拭いても拭き跡が残る、という場面が幾度もありました。どうしても拭き跡がキレイに取れず結局フィルターを外して撮影続行したこともあるくらい。撥水・防汚コートがあればちょっとした雨滴くらいならフィルターの表面に留まらずに流れていってくれるし、拭いても跡が残りにくいはず。買ったばかりのフィルターに自分で水滴を落として実験する度胸はありませんが(笑)、こちら↓のエントリーが非常に参考になりました。
この比較テストに ULTIMA WR は含まれていませんが、同じく撥水・防塵を謳っているハクバの XC-PRO と同等の撥水性能を期待して良いのではないでしょうか。
ちなみに Amazon ではなく一般販売されている「ULTIMA」(WR ではないほう)には撥水・防塵コーティングが施されていないので、Amazon 以外で買うなら ULTIMA よりも XC-PRO のほうが良さそう。違いは使われている硝材で、ULTIMA WR がコーニング社製の光学ガラス、XC-PRO がショット社製の非光学ガラスとのこと。コーニングは光学性能よりも強度(ゴリラガラス)で有名なのに対してショットはカール・ツァイス傘下なのでカメラ的にはショットのほうがイメージが良いですが、光学ガラス使用という点で ULTIMA WR に分がありそう。面反射率は大差ないようですが。
レンズフィルターといえばケンコーとマルミが二大勢力でハクバはちょっと存在感がありませんでしたが、スペックで比較するとハクバは「おねだん以上」の価値があります。あとは実際に使ってみての評価になりますが、満足できる性能ならば今後は ULTIMA WR か XC-PRO をフィルターの第一選択肢にしても良いかもしれません。
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