シグマの新しい大口径標準ズームレンズ 28-70mm F2.8 DG DN が昨日発売されたので、ヨドバシカメラに早速触りに行ってきました。
シグマ / 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
川崎ヨドバシのカメラ売場には E マウントのシグマとタムロン製レンズだけを並べたコーナーができています。初代 α7 が出たばかりの頃は純正レンズしか選択肢がなかったことを考えると、フルサイズ E マウントもすっかり成熟期に入ったものですね。
しかし 28-70mm F2.8 はシグマの他の Art レンズ群と並ぶとコンパクトであるが故に目立たない(笑)。目の前にあったのにちょっと探し回ってしまいました。
α7R IV に装着すると、F2.8 通しであることがちょっと信じられないくらいコンパクト。
フルサイズ対応レンズならばこの太さは一般的に F4 通しか F 値可変レンズであることが多いので、これは非常に魅力的。
上から見たところ。
そう、個人的には α7 系のボディにつける標準ズームレンズのサイズ感はこれくらいなんですよ。他の F2.8 通しレンズとか 24-105/F4 クラスのレンズは私にとっては大きすぎます。
同じシグマの 24-70mm F2.8 | Art と並べてみると、数値以上に大きさの差を感じます。重さも倍近く違うため、持ったときの印象も段違い。
ワイド端の 24mm と 28mm という差は画角にすると大きく違いますが、この 4mm を妥協することでここまで小型化できるのであれば選択肢としては十分にアリでしょう。
ソニーの 24-70/F4 ZA とはほぼ同じサイズ感と重さ。全長がちょっとだけ違いますが、持った感じや α7 につけた感じではほとんど同じと言って良い。これで F2.8 ですからね…。
私は α7 III で 24-70/F4 ZA を常用していますが、あと一段明るければ…と思う場面は少なくありません。また 24-70/F4 ZA はボケが固いのも弱点なので、明るくなってボケも良くなるならシグマ 28-70/F2.8 に買い換えたい気も湧いてきます。ただし 24-70/F4 ZA は手ブレ補正あり、シグマ 28-70/F2.8 は手ブレ補正なしなんですよね。あちらを立てればこちらが立たず、なかなか悩ましい。全てを兼ね備えた製品を作るのは難しいが故に、各社からこれだけ多様なレンズが発売されているということでもありますが。
私は今 24-70/F4 ZA が手元にあるから悩むところですが、もしこれから新規に α7 用の標準ズームレンズを買うとしたらシグマ 28-70/F2.8 を買っていたでしょうね。手ブレ補正は IBIS(ボディ内手ブレ補正)である程度対処できるし、広角が足りないのは 16-35mm を併用するか、I Series の 24mm F3.5 と一緒に運用するという手もあります。まあ私は標準ズームレンズは画質よりも利便性優先、画質を求めるなら単焦点と割り切っているので当面 24-70/F4 ZA を使い続けるつもりですが、他に欲しいレンズがなくなったら 28-70/F2.8 に買い換えたい。
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