Twitter のタイムラインに流れてきて「小寺信良さんっぽいタイトルだな」とクリックしてみたら案の定コデラさんだった記事(笑)。
たった 29 文字でアイデンティティを表現できるキャラ立てってすげえな。まあこっちもコデラさんの記事を二十年以上読んでるわけですが。
コデラさんの記事は普段はカメラ(動画軸)かオーディオ関連が多くて PC やスマホ/タブレット系の話はあまり多くないのですが、だからこそ忌憚ない視点の記事になっていて非常に興味深い内容でした。いや、先日新型 iPad Pro の実機を見てきて欲しくなったところでしたが、冷静に考えてちょっと待てよと思っていたところだったのです。
タブレットとしては「超高性能」と言って良い M1 の性能を使ってみたいという興味は尽きないけど、どんなに安くても 10 万円弱する iPad Pro は客観的に見て高価い。MacBook Air の最安モデルとほぼ同じ値段だし、Windows PC ならもっとコストパフォーマンスに優れた製品がたくさんあります。タッチペンが必要な用途であれば確かに iPad に分があるかもしれないけどそうでない用途の方が多いし、まだ過渡期にあるクラウドベースのワークフローに全てを賭けるのもちょっと怖い。言われてみれば私にとってもタブレットはスマホと PC、そしてモバイルとホームユースの隙間にある製品なんですよね。在宅勤務生活になって以来、画像編集やテキスト入力以外のプライベートユースは大半が iPad になっている現実はあるけどそれは使用時間が長いだけで作業を全部 iPad に寄せる決断はまだできていません。特に私の場合はテキスト入力が Windows+ATOK 環境に最適化されすぎていて Mac や iOS 環境に移行できる気がしないのがネック(Chromebook はまだ行ける気がした)。そのデバイスに 10 万は、さすがにちょっと躊躇します。
そう考えると自分の使い方なら iPad Air で十分なんですよね。でもストレージの選択肢が 64GB/256GB と極端なのがネックで、それなら Pro の 128GB が…という感じでグルグル回っていたのでした。そういえば、二年前にも無印か Air かで似たような自問自答をしていたなあ…。
コデラさんが言う「Mac用アプリが動くといったド派手な革命」は macOS が Big Sur で iOS とのコア共通化が図られた時点でもう時間の問題でしょう。でもそれでは単にキーボードが外れてタッチ操作できるようになった MacBook Air というのと大差ないし、Mac 用アプリをほぼ持っていない私にとってはあまりメリットがありません。個人的には、それよりも写真編集のワークフローをタッチペンベースにして、マウスでチマチマ編集するスタイルから脱却できるほうが意義が多そう。それなら今持っている iPad Pro/mini でもできるから早くやれよというところなのですが、決して安くない Apple Pencil が新旧の iPad で互換性がないことがハードルになって手が出せずにいます(汗。せっかく Apple Pencil を買っても iPad を買い換えたら無駄になってしまうんじゃなあ…。
そんなわけで M1 iPad Pro には技術的な興味はすごくあるけど、自分に合っているのは iPad Air なんでしょうね。四の五の言わずに Air+Apple Pencil を買えということなのかもしれません。もしこのタイミングで iPhone 12 と同じパープルが iPad Air にも追加されたら、たぶん秒で買う(笑
コメント