先日の四国聖地巡礼(←って書くとお遍路っぽいけど『孤独のグルメ』です)のときの話をもうちょっとだけ続けます。
今回の聖地巡礼が私にとっての四国初上陸でした。松山空港(愛媛)から入って翌朝にレンタカーで香川へ移動し、帰りは高松空港(香川)から羽田へ。ここしばらく出張がなかったので、一年半ぶりに飛行機に乗りました。私は航空機や旅行マニアではありませんが、初めての空港を訪れるのってちょっと楽しい。
空港にお遍路さんやサイクリスト向けの更衣室が用意されているのも四国ならではではないでしょうか。わりと古い寺院の写真を撮るのが好きな私としては、八十八ヶ所とは言わないまでもいくつか巡ってみたいところではあります。
愛媛らしさ全開なこちらはみかんジュースタワー。本当にみかんジュースが流れているわけではなく、それっぽいオブジェに水を流しているだけですが、実際にみかんジュースが流れているように見えるのが面白い。
そして最初のみかんジュースの出口が蛇口。よく都市伝説として語られる「愛媛では蛇口からみかんジュースが出てくるらしい」をセルフパロディしたものと思われます(笑。
しかしこれはまだ蛇の口序の口で、松山空港における真打はこちら。
なんと「蛇口みかんジュース」を販売するコーナーがありました(笑。
といっても本当に水道にみかんジュースが流れているわけではなくバックヤードにみかんジュースのタンクがあるということなのでしょう。みかんジュース一杯に ¥350 は高価いけど、「愛媛で蛇口みかんジュース飲んできた」という土産話のためなら出せるラインだと思います。
隣の売店で料金を支払いコップを受け取ったら、蛇口からみかんジュースを注いでいきます。
水道のように勢いよく出てくるのかと思ったらチョロチョロとしか出てこないのがちょっと寂しいけど、本当に蛇口からみかんジュースが出てくる画は見ているだけで笑えてきます。
ジュース自体は普通の 100% みかんジュースだから特別な味がするわけではありませんが、程良い甘さと酸っぱさがおいしい。
空港から松山市街に向かうリムジンバスの中でゆっくりいただきました。
そして帰路、高松空港。
そういえば松山空港も高松空港も「鳥取砂丘コナン空港」とか「富山きときと空港」みたいな愛称はついていないんですね。松山みかん空港とか高松うどん空港とかついてもおかしくないのに。
香川はうどん県を自称するくらいなんだから玄関口にあたる空港には何かしらあるだろうと探してみたら、案の定ありました。
蛇口うどんダシ!(笑
四国民、空港で地元の名産を蛇口から出す県民性なんだろうか…。
みかんジュースとは違ってこちらの蛇口うどんダシは無料ですが、瓶に入れての持ち帰りやうどんの持ち込みは NG とのことです。うどんが食べたい人は空港内にもうどん店があるからそちらをどうぞ。
しかし残念なことに、現在は COVID-19 感染拡大防止のため蛇口うどんダシの提供は中止中とのこと。
飲食店でもないここで感染が広がることはちょっと考えにくいけど、仕方ありません。
さておき、今までただの都市伝説にすぎなかったものがネタとはいえ各空港に実際にあったのを確認できて楽しかったです。
今後も他の空港に行く機会があったら、同様のネタが転がっていないか探してみようと思います(笑。
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