ソニー、LDAC対応/NC進化、小さくなった完全ワイヤレス「WF-1000XM4」 – AV Watch
ソニーのトゥルーワイヤレスイヤホン WF-1000X シリーズがモデルチェンジしました。M4 というネーミングですが、M2 がスキップされているので実質第三世代になります。
M3 から二年で完全モデルチェンジ。デザインテイストも搭載するプロセッサーも刷新した完全新規設計になっています。M3 の時点で既にある程度完成されていましたが、二年分の進化が詰め込まれています。
主な進化点は以下の通り。
- 本体・充電ケースともに小型軽量化
- 内蔵バッテリーの駆動時間向上（6H→8H）
- 充電ケースのワイヤレス充電（Qi）対応
- 接続安定性向上と低遅延化
- LDAC 対応
- IPX4 防滴対応
- ハンズフリー通話のマイク性能強化
M3 で物足りなかった部分がほぼすべて解消されたと言って良いモデルチェンジで、これには驚きました。LDAC 対応あたりは時間の問題だろうと思っていたけど、小型軽量化しながら駆動時間も伸びているわけですからね。それだけ新開発の V1 プロセッサーの省電力性能が優れているということでしょうか。
デザインは M3 のほうが好みでしたが、小さくなって耳への収まりも良くなった点は歓迎です。M3 はちょっと大きかったし、何かの拍子に手が耳に当たってイヤホンを落としそうになることが稀にあったので。
またイヤーピースも新開発のウレタンフォーム系に変更されているようです。ウレタン系イヤーピースは遮音性はシリコン系とは比較にならないほど高く、本体のアクティブノイキャンと併せて絶大な NC 効果が期待できます。ただウレタンフォームは経時劣化による加水分解が不可避で、私も今まで使ってきた COMPLY や Crystal Tips で加水分解に悩まされてきました。まあ XF-1000XM4 は湿度の高い日本で開発されたものだし、ソニーにはフォーム系だけど耐久性のあるトリプルコンフォートイヤーピースという実績もあるし、大丈夫ですかね…。
M3 ユーザーとしてはかなり欲しい…ところではありますが、リモートワーク生活になって WF-1000XM3 自体の使用頻度が多くて週に 2 回程度になっているので、費用対効果を考えると微妙、というのが正直なところ。毎日通勤で使うなら迷わず買い換えるんですけどね。いくら WF-1000XM4 が進化したところで昨年末に買った WI-1000XM2 のほうが絶対的な音質と NC 性能ではまだまだ上だろうし、移動時間 60 分程度の行動範囲なら WF-1000XM3、長時間の移動や地下鉄利用を伴う外出には WI-1000XM2 という使い分けでさほど不満はないんですよね。
まあそのうち買ってしまうとは思いますが、今の勤務状況で発売日に買うかどうかはちょっと迷っています。とりあえずショールームに見に行ってきますかね。あとは M3 の下取りがいくらになるか次第かなあ。
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