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TAMIYA 1/24 McLaren Senna

バイクを二台組み立ててスケールモデルの面白さに目覚めたので、今度は四輪に手を出してしまいました。

タミヤ / 1/24 マクラーレン セナ

車種はマクラーレン・セナ。私にとって永遠のアイドルであるアイルトン・セナの名を冠したスーパーカーです。発表された当時から一度は実物を拝んでみたい憧れのクルマの一つでしたが、いつも読んでる nippper でタミヤ製のスケールモデルを「刺身で食える」と紹介されたら、そりゃあ組み立ててみるしかないでしょう。

刺し身で食えるタミヤの新作カーモデル「マクラーレンセナ」がマッハで完成する理由。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト
 昨日のエントリでもお伝えしたとおり、タミヤの最新作である1/24マクラーレンセナがすごい。正直パーツは多いし…

マクラーレンといえば第四期ホンダ F1 とジョイントした 2015~2017 年の悪夢で一度は嫌いになったブランドでしたが、2019 年にポルシェからアンドレアス・ザイドルを招聘し、愛すべきドライバーであるランド・ノリスがシートに座るようになってからは純粋に良いレーシングチームになりました。

カラーリングは何色にするか相当悩みました。赤だとありきたりで面白くないし、ヒーローカラーであるヴィクトリーグレイはカッコイイけど缶スプレーでは再現できません。マクラーレンのチームカラーであるパパイヤオレンジという選択肢もあるけど、セナ時代のマクラーレンはマールボロの赤白のイメージだからオレンジって感じじゃない。ならばセナのヘルメットの色を引用すれば良いのでは?と思っていたところ、マクラーレン自身がこのクルマのデザインを模した子供用ペダルカーでそのものズバリのカラーを出しているじゃないですか。

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というわけで、今回はこのカラーリングをそのまま採用。黄色はタミヤ缶スプレーのイエロー、緑はクレオスのグリーンを採用しました。
それにしても↑のペダルカーにノリノリで乗車してくれるノリスが好き(笑

セナのヘルメットはブラジルのナショナルカラーであるイエロー×グリーンなので、車体も基本色イエローに差し色でグリーンを塗装。しかしアクセントカラーはヘッドランプ下に仕込まれているフロントウィングとブレーキパッドだけで、イマイチ緑の存在感が薄い。もう少し目立つようにマスキングしてボディ自体を塗り分けた方が良かったかもしれません。

ちなみにイエロー(に限らずスプレー塗装全般かもしれませんが)は塗膜の厚さによって発色が随分違うんですね。一層塗りだとレモンイエローっぽいのに、塗り重ねると赤みが出てくる。パーツによって微妙に塗膜の厚さが違ってよく見ると色味に差が出てしまったのがやや残念。勉強になりました。

このクルマはロードカーでありながらほぼレースを前提に設計されているようで、ボディワークを見るとほぼ F1 マシンと同様の空力効果を狙った構造になっていることが判ります。マシンの底面、側面、上面を流れる気流をどのようにダウンフォースに変換するかをストイックに突き詰めたクルマです。

リヤビューで目を引くのが巨大なディフューザー。セナが駆った MP4/5B の懐かしの「バットマン・ディフューザー」を思い出します。F1 のような空力レギュレーションがあるわけではないので、フロア側で最大限のダウンフォースを稼ごうとしているのが判ります。

他にもキット的にはマクラーレンとセナのロゴがそれぞれインレットマークで再現されていることに痺れます。

組み立て途中の状態。バケットシートのクッションも好きな色で塗装するようになっていますが、私はセナのヘルメットのもう一つのアクセントカラーである濃紺を採用してみました。が、車室内は暗い色だと目立たない(;´Д`)ヾ。もっと鮮やかなブルーか、いっそのことセナのレーシングスーツを彷彿とさせる赤で塗っても良かったかもしれません。

800ps の最高出力を誇る V8 ツインターボエンジン。これがパーツをパチパチ切り出して流し込み接着剤で貼っていくだけでできてしまうのが楽しい。説明書では細かな塗装指示もありますが、今回は外観から見えない/見えにくい部分は無塗装としました。塗らなくてもこれだけカッコイイんですから。

ちなみに完成後にもリヤウィンドウからエンジンがチラッと覗くのが「分かってる」。プラモ的にはあれだけのものを組んだのにこれっぽっちしか見えないのはちょっと寂しい気もしますが、この奥ゆかしさがまた良い。

内装のメータークラスターやナビゲーションシステムも精巧な作り。外装をつけるとほとんど見えなくなってしまうのが惜しいくらいです。

限りなくフラットなフロアに、所々設けられたスリット。車体下の気流をどう導きたいか非常に解りやすい。F1 だと渦流制御で気流そのものを空力パーツとして使おうというアプローチもあって、車体だけ見ていても何がしたいのか分からないことが少なくないですからね。

というわけで、タミヤ マクラーレン・セナでした。

私が最後にカーモデルを組み立てたのは確か中学時代にタミヤ製のホンダ NSX とティレル・ホンダ 020 を組み立てたのが最後なので、実に三十年ぶり。好きなクルマが自分の手で形になっていくのは楽しいですね。ただ、このキットは「刺身で食える」のは事実だけど、パーツのエッジを接着するような部分も多くて復帰作としてはなかなかハードルが高かったです。

実はもう別のキットに手を出し始めているので(笑)、それについても後日ご紹介する予定。

コメント

  1. […] ガンダムマーカーで。 腹黒い三連星のbさんとクマデジタルさんは、マクラーレンのスケールモデルを組んだり、天使型ディアーズ(ルミティア)を塗ったりしていますが、ワタシは彼らほどの技量がないので(というか、彼ら、ワタシより忙しそうなのに、どこに時間があるんだろう)ガンダムマーカーはこんなことにしか使えません。 […]

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