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とんかつと酒鍋の店 どん平 再訪

「今の俺のアンサーは、とんかつだ」

都電荒川線

ドラマ『孤独のグルメ Season9』も残すところあと 2 話となりましたが、ここのところ北関東~東北遠征回が続いていてこのご時世に巡礼するのもちょっと気が引けます。そのあたりの巡礼は緊急事態宣言が明けて自分自身も二度目のワクチン接種が済んでからということで、いったん保留。その代わりに以前から再訪したいと思っていたお店に久しぶりに行ってみることにしました。
目的地は Season3 に登場した荒川区西尾久のとんかつ店。一度行って斬新なとんかつの味に感動したのですが、ウチからだとちょっと遠くて行きづらかったんですよね。でもこの近所に住むフォロワーさんが時々食べに行っているのを見るたびに羨ましい思いをしていたので、この機会にまた食べてきました。

荒川区~北区方面に来たのはそうとう久しぶり。都電に乗ったのも数年ぶりというレベルです。いつの間にか「さくらトラム」なんてハイカラな愛称までついちゃったけど、元々の都電荒川線のほうが下町っぽくていいじゃんねえ。

尾久

宮ノ前停留場で降車してちょっと歩くと目的地なわけですが、前回来たのは夜だったから周辺の様子がよく分かりませんでした。昼間に改めて歩いてみると、このへん一帯がなんとも昭和レトロな街並み。劇中で五郎が心引かれていたこの「甘味ティールーム あんみつ姫」、気になるなあ~っ。休業なのか閉店なのか分かりませんが、残念ながらやっていませんでした。

尾久

そうか、チェーン店が少ないのか。だから落ち着くんだなあ。
とにかくそこら中が昭和からずっと続いているであろう個店だらけ。街ごと文化財として保存したい感じの貴重な下町感。歩いているだけで楽しくなってきます。

そんな一角で、久しぶりにこの店と再会できました。

どん平

どん平

昼間だから入口横の持ち帰りカウンターも開いてました。このカウンター自体は以前からあったものですが、こういう世の中になって飲食店でもテイクアウト販売が当たり前になってくると、先見の明あったんだなあと思いますね。

入口に設置されているアルコールで手指消毒したら入店します。すいませーん、一人なんですけど。

どん平

今回はカウンターに通されました。厨房でどのようにとんかつが出来上がっていくか眺められるから、とんかつ屋のカウンターって好きなんですよね。

メニューは基本的にとんかつと麦とろをどのサイズで組み合わせるかだけの選択肢。さすがにランチタイムには酒鍋はやっていないんですかね。
左端にある数量限定のカツカレーもめちゃくちゃ気になるけど、この時点でテイクアウト注文が複数入っているようで品切れでした。
厨房を覗き込むとテイクアウト専用のカツサンドを作っているのも発見。カツサンド、そういうのもあるのか!

どん平

というわけで、私が注文したのはとんかつと麦とろ(大)のセット定食。
とんかつと麦とろ、無謀にも思えるこのコンビだが…やはりこの店にわざわざ来たからには両方食べておきたい。

ちなみにこの店のとんかつは普通のとんかつとは作り方がちょっと違う。そのせいで揚げ時間が短く、とんかつ屋にしては驚くようなスピードで出てきました。

どん平

これがそのとんかつ。デミグラスソースの海に浸かっているような、なみなみのデミ。
洋食レストランならデミカツは普通だけど、とんかつ屋の主力メニューでこのデミグラスは、他に見たことがありません。

前回来たときは酒鍋の〆でミニセットだったから、一度フルサイズを食べたかったんだよなあ。
ようやく念願叶って、いただきます。

どん平

サクサクの衣の中には、まるで角煮のようなトロトロの豚。
一度煮て肉に火が通っているからこそ、揚げ時間が短くて済むというわけです。

揚げたてのサクッサクからの、煮込みのトロットロ。この落差たるや。
そこにデミグラスの濃厚なおいしさがたたみかけてくる。これはとんかつなのか?という疑問がどうでも良くなってくるうまさ。

あぁ、ありがたい、ありがたい。
ゆっくり味わいたいんだが、箸の回転が止まらない。

どん平

このデミとんかつを迎え撃つのが、麦飯にとろろ、それと小鉢の白いのは豆腐を崩したやつ。
この白い三連星で、茶色いうまさを受け止める。

麦飯ととろろがあったら、もちろんこうでしょ。

どん平

ちょっと醤油を垂らして、麦とろ飯。
麦飯がとろろと一緒くたになって喉にドゥルドゥル流れてくる感じ、たまんないなあ。

デミとんかつの洋食感からのこの和食感。和洋折衷、俺は今、日本の食の懐の深さを味わっている。

どん平

「デミグラスソースの上からとんかつソースをかけてもおいしいですよ」とのことで、デミ+ソース。
お店側が味を調えたものに調味料をかけるのってちょっと気が引けるけど、お店のおすすめとあらば従わざるを得ない。

デミグラスに別の味が加わることで、また新たなうまさの扉が開いた。
角煮のとんかつのデミグラスソースのとんかつソース。この味の多重構造に無限の広がりを感じる。

そうなると、今の気分ではこうするしかないでしょう。

どん平

最近の五郎はなんでもご飯にかけて締めるので、もし劇中で再訪があったらこう来るだろうなと。
角煮デミグラとんかつとろろ丼。なんという贅沢な一杯。
うん、我ながら美しいフィニッシュだ。

超久しぶりに食べたけど、やっぱり期待に違わずうまかった~。
他のどこにもないとんかつ。遠くてもわざわざ食べに来る価値がありました。

またこれが食べたくなったら、都電に乗ってはるばる来よう。
ごちそうさまでした。

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