高崎パスタの老舗「シャンゴ」

先日聖地巡礼で高崎に行った際に、せっかくここまで来たんだから聖地以外にも高崎っぽいものを何か食べて帰りたいと思い、ランチはこちらのお店を利用してみました。

高崎はパスタが有名な街らしいのですが、ここはその元祖とも言える店。群馬県民でない私でも名前は知っている程度には有名なお店です。
県内に複数の支店を展開している中で、どうせならと思い問屋町にある本店にやって来ました。高崎駅からは少し離れた幹線道路沿いにあり、私は駅からバスを利用。帰りに歩いてみたら駅まで 50 分くらいかかりました(;´Д`)ヾ。

正午前にお店に着いたところ既に満席で数組の待ちあり。でも回転は遅くないようで 10 分ほどで着席できました。

店内はゆったりとしていて明るく開放的。他のお客さんはカップルから家族連れ、ママ友会的な集団、昼休みのランチに来たビジネスマン、お年寄り夫婦、と本当に老若男女に愛されるレストランという印象。こういう客層が幅広い店、好きです。

パスタの種類が豊富なメニュー。実際に来てみるまではローカル B 級グルメ的なイメージを持っていたんですが（失礼）、オーソドックス系から創作系まで幅広く、かつ本格志向じゃないですか。
周りのお客さんが食べているのを見てもどれもおいしそう。これは期待がさらに高まります。

パスタ以外にはピザやハンバーグ等。ピザもおいしそうだし、カチャトラなんかもやたらうまそう…高崎パスタを食べに来たのに、ちょっと迷ってしまうところ。
これは夜に来てピザやアラカルトと一緒にワインを楽しむのも良さそうですね。

というわけで改めて当初の目的に立ち返り、オーダー完了。
ランチセットで注文したからまずはミニサラダから出てきます。これはまあ普通。

続いてパスタ。やはりここは店名を冠した「シャンゴ風」を選ぶしかないでしょう！
一見普通のボロネーゼ（ミートソース）に見えるけど、ミートソースの下からとんかつが顔を出している、かなりボリューミーなスパゲティです。

とんかつは群馬県産の上州麦豚でとても柔らかい。衣は薄めで軽い食感。上州麦豚自体があっさりめなこともあって自己主張しすぎず、ミートソースとのバランスが良い。

スパゲティは芯が残るほどではないけどやや歯応えを感じるちょい固めで私好み。

そしてこのミートソースが…自分の知っているミートソースとはなんか味が違う。味噌っぽい甘みとコクを感じます。名古屋の味噌カツっぽくもあるけど…あ、これはアレだ、焼きまんじゅうのミソに通じる甘みとコク。これがきっと高崎の味の根底にあるということなんでしょう。一般的なトマト系ミートソースとは別物のジャンク感があって、これはこれで好き。