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iOS 15.4 でマスクしたまま顔認証が可能に

iOS 15.4公開。マスク着けたままFace ID解除 – Impress Watch

新 iPhone SE の発売を週末に控え、iOS 15.4 が既存 iPhone ユーザー向けに提供開始されました。

最近は iOS のバージョンアップといってもあまりめぼしい機能追加もなく、私は不具合を避けるためリリースから二週間くらい待ってアップデートをかけるのが普通になっていましたが、今回は別。待望の「ますくしたまま Face ID(顔認証)」がようやく実装されたということで、早速アップデートしました。

リリースノートにもマスク対応の Face ID が目玉機能として記述されています。
しかしこの機能は Face ID 搭載機種の中でも iPhone 12 以降のみが対応。おそらくマスクをしたまま=認識領域が限定された状態での顔認証を行うには A14 Bionic 以降のニューラルエンジンの性能が必須ということなのではないでしょうか。狙ったわけではないとはいえ、昨秋に iPhone XS→12 に買い換えておいて正解でした。

iOS 15.4 にアップデート後、設定の中に「マスク使用時 Face ID」という項目が増えていました。
従来も「もう一つの容姿をセットアップ」機能を使って顔半分にマスクを当てたまま認識させて Face ID を騙すという裏技はありましたが、そんなイレギュラーな方法を採らなくても正規にマスクをつけたまま認証することができます。

セットアップ画面に書かれている説明文によると、顔のうち目の周りの特徴のみを利用して認識するとのこと。限定された領域についてより細かく特徴分析するということでしょうね。でもこれだと顔のよく似た兄弟とかだと顔全体を使うより突破しやすくなりそうな気もするんですが、どうなんでしょう。

マスク使用時の設定はてっきりマスクを装着した状態の顔を登録しておくのかと思ったら「設定中にマスクを装着する必要はありません」とのこと。せっかくマスクを用意してセットアップに臨んだのに(笑

あとは Face ID を初回セットアップするときと同様、普通にマスクをしない状態で一度顔を認識させるだけで登録完了。
この後、マスクを装着して Face ID を試してみたところ拍子抜けするほどあっさりとロック解除できてしまいました。当然ながらマスクの素材や色を変えても問題なく認証可能。

ちなみにマスク装着時の Face ID はメガネを登録しておくことで認識率が高まるとのことです。特徴点が増えるわけだから確かに。
私は普段はコンタクトレンズをつけていますが、この時期は外では花粉対策用の伊達メガネをかけるようにしているのでメガネ装着状態も登録しておきました。

マスクに対応したことで外出時の Face ID が驚くほどスムーズになりました。今まではマスクをずらすなりパスコードを入力するなりのひと手間が億劫で、この二年間外出先では指紋認証が使える Android ばかり使うようになっていたので。COVID-19 で世界的にマスク着用が日常になってしまったからには必須のアップデートだったと言えますが(海外では既にマスク着用義務が解除されたところもあるのが皮肉ですが)、花粉症で一年のうち三ヶ月はマスクをして過ごさなくてはならない日本人としては COVID 以前からずっと欲しかった機能です。

少し前までなら今後 iPhone を買い換えるなら Touch ID 復活まで待ちだと思っていましたが、これで Face ID のままでも気兼ねなく最新の iPhone に買い換えていけると言えます。

コメント

  1. […] Bさんも書いているように、マスク対応の Face ID はiOS15.4のトップフィーチャーですが、どのiPhoneでもOK、ではなく、iPhone 12 以降。直近2世代のみサポートなので結構対応範囲は狭い。ワタシは辛うじてiPhone 12 Proなので対応ですが、家族の中ではワタシひとりですもん。 (bさんの説に寄れば)A14 Bionic 以降のニューラルエンジンの性能が要求仕様だとしても、どのくらいのユーザーが12以降なんでしょうねえ。 […]

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