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錦糸町 北斎茶房

和カフェ的なお店にハマっている最近の私ですが、今回はこちらのお店に行ってみました。

北斎茶房

錦糸町と両国の間くらいのところにある甘味処です。両国国技館と錦糸公園を繋ぐ大通りを「北斎通り」というらしいのですが、その通りにちなんだ店名のもよう。
ここ以外にも錦糸町~亀戸エリアには和テイストの喫茶店が多いようですね。さすがは墨田区の下町エリアという感じ。

店先には大福やどら焼のテイクアウトコーナーもあり。
お土産に買って帰っても良さそうだけど、食べ歩きながら隅田川や浅草までちょっと散歩、というのも楽しそう。

でも今回は店内で甘味とコーヒーをいただくのが目的です。というわけで入店。

この界隈ではけっこう有名な和カフェ、ということできっと女子人気が高い「映える」お店なんだろう…と思っていたら、店内の雰囲気は想像していたよりもずっと質素。古民家を改装した店舗ということで、なんか建て替え前の実家に帰ってきたような、何とも言えない落ち着きを感じます。私が行ったときは店員さんは女性だし客層も女子率が高かったけど、自分がいても許されているようなニュートラル感。

甘味はあんみつ、ぜんざい、わらび餅、お汁粉、和パフェなど王道な和のメニュー中心。夏場はかき氷もやっているようですね。
種類が多い上にどれもおいしそうで目移りしてしまう。

季節限定メニューも発見。月見とか栗とか、秋らしい甘味が揃っていてこちらもそそられる。
うーん、どれにするべきか。

ランチタイムは食事もできるようになっています。和デリプレートとかすごく興味ある…。

ちなみに今回はお昼ちょっと前に行ったところ、入店時に「お食事ですか?甘いものですか?」と確認されました。
「喫茶」ではなく「甘いもの」と訊くあたりがなんかイイ。きっとみんなお茶よりも甘味を求めてこの店に来るのでしょう。

注文後に運ばれてくるのは当然のように緑茶。
ああ、ホッとする。これで落ち着けるようになった自分は歳を取ったんだろうなあ。

しばらくして私の甘味とコーヒーがやって来ました。
迷った挙げ句選んだ甘味は北斎秋あんみつ『秋宝月』。定番のあんみつ『七福』と迷ったのですが、いろいろと秋の果物が使われているということでどうせならと季節限定を選んでみました。

あずきアイスに白玉、寒天というあんみつの定番的構成要素に加えて、秋らしく栗・柿・洋梨が入っています。さらに紅葉が添えられているのが楽しい。

あんみつ食べるのなんて随分久しぶり、黒みつをかけていただきます。

栗と柿と洋梨、それぞれ方向性が違うけどいずれも秋らしい味。白玉寒天も嬉しい。アイスクリームがバニラじゃなくてあずき味なのがこのあんみつの核になってる気がする。でも甘いだけじゃなくて添えられた二種類の蜜柑の酸味が全体を引き締め、整えている。秋から冬に向かっていく感覚が表現されたこのあんみつ、期待していた以上においしいじゃないですか。

そしてその和の甘みを抹茶じゃなくてコーヒーで受け止めるのが最近の私のお気に入り。
生クリームやバターの重たさじゃない、和の甘さにコーヒーを合わせたときの余韻が何とも言えません。

いやあおいしかった。空いてる時間帯なら長居したくなりそうな、落ち着ける良い店でした。

錦糸町ってウチからだとちょっと遠くて以前はあまり来ないエリアだったのですが、現代的な生活感と昔ながらの下町っぽさが同居した面白い場所ですね。江戸を感じられるスポットも多いし、スナップ用のカメラを持って歩くのも楽しい。
周辺には他にも良さそうな和系カフェがいくつもありそうなので、また彷徨ってみようと思います。

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