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MINICHAMPS BRAWN GP BGP001 J. Button Winner Australian GP 2009

というわけで 2022 年の F1 シーズンも終了したわけですが、私は 2022 年仕様のモデルカーの前にちょっと懐かしいコレに手を出しました。

MINICHAMPS / 1/43 BRAWN GP BGP001 J. Button Winner Australian GP 2009

MINICHAMPS BRAWN GP BGP001 BUT AusGP 2009

2009 年にチャンピオンを獲得したブラウン GP・BGP001 のジェンソン・バトン車です。

ホンダが撤退し、テクニカルレギュレーションの大変革が施行された年にホンダの置き土産がシーズンを席巻する…という展開は 2022 年と重なるところがあり、そういえば持っていなかったこの BGP001 を今さらながら購入。さすがに 10 年以上前のデッドストックなので、台紙の白が少し黄ばんでいるのはご愛嬌(笑

MINICHAMPS BRAWN GP BGP001 BUT AusGP 2009

開幕 7 戦中 6 勝という驚異の強さを誇ったバトンの BGP001。バトンは結局その後のシーズンで勝つことはありませんでしたが(代わりにバリチェロが後半戦で 2 勝)、追い上げるレッドブルのヴェッテルを振り切って新規コンストラクター参戦初年度でチャンピオン獲得という栄冠を達成しました。

プレシーズンテストではほぼ真っ白だったクルマも勝ちを重ねるにつれて少しずつスポンサーロゴが増えていきましたが、個人的には純粋なスポンサーとしてはヴァージンのロゴしかないこの開幕戦仕様が最も印象に残っています。その開幕戦優勝記念のフィギュアつきモデルの在庫がまだ残っていたというのは奇跡的。それだけ地味で人気のないクルマということでもあります(笑

MINICHAMPS BRAWN GP BGP001 BUT AusGP 2009

バトンのドライバーフィギュア。アルパインスターズの市販スーツを買ってきてそのまま着てるんじゃないかというほど殺風景なドライバースーツ。ユニオンジャック柄だったヘルメットはチームカラーである蛍光イエローに変更されていたシーズンでもありました。

MINICHAMPS BRAWN GP BGP001 BUT AusGP 2009

今となっては懐かしい、幅広で地上高の低いフロントウイング。前年までと形状が全く変わってしまったため、レースでは他のクルマにウイングが踏まれる事故が多発した年でもありました。

フロントノーズに刻まれたカーナンバー「22」。前年のランキングに基づいてカーナンバーが決まる当時のレギュレーションでは、この番号は新規参入またはテールエンダーに与えられる番号でした。かつてはスーパーアグリ時代の佐藤琢磨が使っていたし、この 22 号車でチャンピオンを獲ったバトンはその後固定ナンバー制になってからもあえて「22」をカーナンバーとして選んでいたほど。そして今は角田裕毅がこの 22 番を使用しています。

MINICHAMPS BRAWN GP BGP001 BUT AusGP 2009

このホイールカバーも懐かしい。ホイール周辺から発生する乱流を抑えつつ、ブレーキ排熱用の切り欠きもある。さらにはタイヤが回ってもこのカバーだけは回転せず空力に寄与するという効果もありました。一度禁止されたのちに 2022 年現在では標準パーツとしてホイールカバーが復活しましたが、あれ見た目が美しくないんだよなあ。この BGP001 のようにせっかくの BBS の 7 本スポークが映えるデザインに変えてくれないものでしょうか。

MINICHAMPS BRAWN GP BGP001 BUT AusGP 2009

そしてこれが問題の「ダブルディフューザー」。ディフューザー中央部の V 字構造がレギュレーションの抜け穴を突いた二段目のディフューザーです。これがホンダ(というよりスーパーアグリらしい)の置き土産として猛威を振るったわけです。あのときホンダが参戦継続していれば F1 の歴史はまた違ったものになっていたはず。

それにしても、この幅狭で背の高いリヤウイングと幅広で低いフロントウイングの組み合わせ、今見てもカッコ悪いなあ。今季のクルマを見慣れてしまった今ではなおさら不格好に見えます。

MINICHAMPS BRAWN GP BGP001 BUT AusGP 2009

ブラウン GP は 2009 年末にメルセデスに買収され、翌年からはメルセデスの F1 ワークスチームとして活動することになりました。2010~2013 年シーズンはレッドブル・ルノーが支配したものの、2014 年以降のパワーユニット時代をメルセデスが席巻したのはご存知のとおり。その「元第三期ホンダ F1 チーム」を第四期ホンダ F1 とジョイントを組んだレッドブルが打倒したと考えるとまた感慨深いものがあります。そして第四期ホンダも撤退、レギュレーション大改定を経てまたホンダの置き土産が 2022 シーズンを圧勝…時代は繰り返す。

2023 年の F1 がどんなシーズンになるのか、新旧のモデルカーを眺めながら思いを馳せてみることにします。

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