北陸に帰省した際には一度は必ず回転寿司を食べるようにしています。今回は三年ぶりの帰省、親の顔と同じくらい寿司を楽しみにしていました(笑
今回立ち寄ったのは石川県内に多数のチェーン店を持つ(もっと言えば、石川県外の大都市圏にも進出しているようですね)もりもり寿し。今まで郊外の店舗には何度か行ったことがありましたが、今回は金沢駅に隣接する商業施設「金沢フォーラス」のレストランフロアに入っている店舗を利用しました。
しかし行ってみて驚いたのはとにかく混んでいること。
17:50 の時点でなんと 50 組待ち!
金沢市内の回転寿司店はお盆時期にもなると 17 時頃からもう行列ができていることも少なくないくらい回転寿司文化が定着しているのですが、それにしても驚いた。むしろ駅ビル内の回転寿司店のほうが空いているくらいです。
とりあえず整理券を取ってひたすら待ち。順番が来ても現れないお客さんもそれなりの割合でいましたが、結局ちょうど二時間待って 19:50 に入店できました。
コンベア脇のボックス席。複数人で来るとこういう席に座るのが定番です。
完成済みの寿司も流れてくるけど、こういうのは取らずに注文するのが一般的。タブレットでオーダーするのももう当たり前になりました。
待ちくたびれて喉がカラカラ、まずはビールでしょう。
この二年半、自宅以外で飲酒する機会も年に数えるほどになってしまったから、ジョッキに注がれた生ビールがとにかく嬉しい。
まずは北陸五点盛りから。ほたるいか黒造り、白海老、梅貝、がす海老、のど黒という北陸を代表する組み合わせ。
久しぶりだからいろいろ食べたい、種類を食べるには二カンずつでは追っつかないので、今回は盛り合わせ中心で攻めてみます。
北陸民としては絶対外せない、ぶり三点盛り。ぶり、ぶりたたき、ぶりてんの組み合わせになります。
ぶりてんって初めて聞いたけど何だ?イギリス(Britain)なわけないしな、と思って調べてみたところ、ぶりの天身(背骨周りのスジの少ない身)らしいですね。
さすがに天然ぶりってことはなくて養殖なんだろうけど、ぶりを食べると帰ってきた感じがします。
これはあまり北陸関係ないけど押さえておきたいまぐろ五点盛り。
ネギトロ、大トロ、中トロ、トロ、赤身の五点ということで、トロと中トロって別々にカウントするの?というのがちょっと意外だったのですが、そんなこと関係なしにおいしい。やっぱりまぐろはうまい。
店名を冠した「もりもり三点盛り」。
ぼたん海老、ウニ、大トロという贅沢な一皿。ぼたん海老が頭付きで立体的に盛られてくるのも良い。
こりゃあもう日本酒にいくしかないでしょうということで、天狗舞の大吟醸。
やっぱり生魚には冷酒がよく合うわけです。
魚をもっと食べたいけどシャリでお腹いっぱいにしてしまうのはちょっともったいないから、はまちのお造り。
本当はぶりが良かったけど夏ははまちが旬です。
そしてこちらも定番の甘海老。
甘くてとろける甘海老を子持ちで食べられるのは北陸ならでは。帰省してきた甲斐があるというものです。
生ダコも好物です。
茹でダコのプリッとした食感とは違って、生ダコはプリッとトロッが共存していてさらにうまい。日本酒がよく合うんですよね…。
蟹三点盛り。ズワイガニの生と茹で、それに蟹味噌の三点。
海や磯を感じる蟹の香りがたまらんのですよ。
金沢に来たなら〆はのどぐろですよね。
脂が乗っているのに身は引き締まっている、というのどぐろのうまさはマグロやぶりとはひと味違います。
いやあ…三年ぶりの金沢の回転寿司、堪能しました。調子に乗って頼みすぎてしまった。
でも後悔はありません。三年分の我慢を晴らすだけのうまさはあったと言えよう。
次は来年、また金沢の回転寿司を食べに来られることを願っています。
ごちそうさまでした。
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