ソニー完全ワイヤレス「WF-1000XM4」マルチポイント接続対応 – AV Watch
ソニー、WF-1000XM4が対応“マルチポイント接続”ってどんな機能? – AV Watch
バッテリーの異常消耗対策アップデートから三ヶ月弱、ソニー WF-1000XM4 のファームウェア ver.2.0.0 が提供開始されました。これは以前から予告されていた Bluetooth マルチポイント接続に対応したバージョン。製品発売からもうすぐ二年というタイミングで不具合対応ではなく機能追加のアップデートが行われるとは思っていませんでした。
組込系に詳しい知人に聞いたところ Bluetooth のマルチポイント接続はチップセットのスペックというよりは組み合わせる Bluetooth スタック(≒通信ミドルウェア)に依存するそうで、今回はその Bluetooth スタックが新しいものに置き換えられたということでしょう。WF-1000XM4 のために開発したというより今後の製品でも同じ Bluetooth モジュールを搭載する前提での先行搭載なのだと思われます。
とはいえ、オーバーヘッド型の WH-1000XM5 の BT マルチポイント接続が LDAC 非対応なのにトゥルーワイヤレスの WF-1000XM4 が LDAC でのマルチポイント接続に対応したのには驚きました。LDAC だと帯域を使うからマルチポイントできないのかと思っていたら、そういうことでもないのですね。これは WH-1000XM5 にもアップデートで LDAC 対応マルチポイントが来てくれることに期待。
ちなみに私は自宅では主に以下のような組み合わせでヘッドホンを使っています。
個人用 PC:MDR-M1ST(有線)
仕事用 PC:BlackShark V2 Pro
個人用スマホ:WF-1000XM4
だから在宅勤務している限りはマルチポイント接続の必要はないのですが、たまに出社したり(全員出社しているわけではないから会社でも VC に出席することが多い)外出先からリモートワークしたりする際に、移動中にスマホで音楽を聴いていた WF-1000XM4 の Bluetooth を PC にいちいち繋ぎ替えて、帰りにまたスマホに繋ぎ直すのが面倒くさかったんですよね。でも今回の新ファームで PC とスマホの両方に繋ぎっぱなしにできるならプチストレスから解放されることになります。
WF-1000X シリーズは製品サイクル的には今年あたりモデルチェンジがありそうだから M4 もそろそろ買い換えタイミングが来ちゃうのかあ…と思っていたのですが、機能追加されて不満がひとつ解消されてしまったし先日新品交換されたところでもあるし、買い換える必要性を感じなくなってしまったのは嬉しいような悲しいような(笑。
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